夢 を く だ さ い !
 
もし、だれかがわたしに 「あなたの欲しいものを一つ
何でもあげる」といったら、わたしは、すぐに言うだろう。
「わたしに夢をください」と。
わたしは今、疲れているのです。
友だちとのつきあいに、テスト、テストの学校に。
お願い、だれか わたしに、夢をください。
胸いっぱいに息をすいこんで「よしっ、やるぞ」と
体の奥から叫べるような夢をください。
一つだけの、一つだけの夢をください。
 ―――― 東京大田区の中学二年の女子生徒の詩
     

 
  夢 七 訓
ウォルト・ディズニーには夢があった。彼は、夢の見方、それも大きな夢の見方を忘れなかった。
 夢見ることができるなら実現することができることを彼は知っていた。
ノーマン・V・ピープルは言った。「大きな人生を望むなら、大きな夢を見なければならない。」
理想の人生を望むなら、もう一度夢見ることを始めなければならない。
エジゾンも、フォードも、ケネディも、シャネルも、またビル・ゲイツ、スティーブ・ジョブスも、
その他、人類の歴史の始まりから現在まで偉大な業績を残した人は、すべて夢があった。
まさに、この世にあるすべてのものは夢から始まった。ただ夢を見る夢想家は山ほどいるが、
夢を実現する人は百万人に一人なのだ

一. 夢ある人は、理想あり
二.理想ある人は、信念あり
三.信念ある人は、計画あり
四. 計画ある人は、行動あり
五.行動ある人は、成果あり
六.成果ある人は、幸福(しあわせ)あり
七.幸福(しあわせ)を求める者、・・・夢失うべからず。
           未来創庵  一色 宏
「ビジョンの美学」(抄)     2009/01/06

 “Vision”ビジョン―この英語は、すっかり私たち日本人の生活になじんでいる外来語の
ひとつです。私たちの魂の根幹に関わる生命体験を支え、方向づけている根源視覚こそ、
Visionと呼ぶものです。Visionは、個人に留まるのみではありえず、普遍的意義を持ちます。
思想、宗教、学問、政治、企業など、人間存在のあらゆる分野に関係があり、創造的思想家や
行動家、あるいは真正な宗教家達の足跡を観ると、すべて深いVisionの促しに忠実であったことが
察知できます。「ビジョン無き民は滅ぶ!」(聖書)とあります。ゆえに「ビジョン無き企業も滅ぶ」。
T.シャルダンは「人生の3つのV」:①Visionビジョン、②Vitality(活力)、③Venture(冒険心)
大事だと言います。2009年はこの3つのVで完勝(Victory)の年にしようではありませんか。

                             
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「ビジョンの美学」       2000.12.25

“VISION”ビジョン―この英語は今日では日常よく用いられている言葉で、すっかり私たち
日本人の生活になじんでいる外来語のひとつです。ちなみに「広辞苑」を引いてみると、
「①視覚、幻影②心に描く像、未来像」とだけ記されている。「大辞林」では「①将来の見通し、
構想、未来像、幻想③視覚、視野」となっています。
英和辞典では“VISION”次のように記されています。
[名詞]1.見えること、視力、視覚(sight)2.①見抜く力、予見力、直感力、洞察力(例)
a man of vision(先見の明のある人)②未来像、理想像、ビジョン③(ものの)見方、見解(view)
(例)one’s~of the world(世界観)3、(心に描く)幻、幻影、夢想、空想、想像4、幻を見ること
5、見えるもの、目に映じる姿、有り様、光景6、見ること、一見、べっけん7、非常に美しいもの、
美人、美景[動詞]~を幻に示す(見る)、~を幻想する、夢に描く、想像する。とあります。Visionの
原義は「視力」「視覚」であるが、単に身体的、物理的なものを越えて、人間の精神のもっとも
内奥で体験される視覚、イデアの胚種を含んだ視覚であります。

ビジョンは「夢」や「幻」を越えたもので、魂の中核に関するものといえます。ビジョンにいう視覚とは、
「内的視覚」であり、「根源視覚」つまり、「根源的な魂の視覚」のことをいいます。たとえば、一枚の
セザンヌの絵の前に立つ時、あるいは一曲のベートーベンに耳を傾ける時、私たちは魂を打ち振る
わせる、あの美的感動体験、まるで現実秩序とは別のある時空へと駆り立てるような感動、その時の、
その方向づけの中心力こそ「ビジョン」といわれるものであります。その美的体験は、言い換えれば、
「根源体験」とも言うべき私たちの魂の根幹に関わる生命体験で、それを支え、方向づけている
根源視覚こそVisionと呼ぶものです。

また、人間存在自体がそうであるように、Visionは、個人にとどまるのみではありえず、普遍的意義を
持ちます。ゆえに宗教、思想、学問、政治、企業など、人間存在のあらゆる分野に関係があります。
創造的思想家や行動家、あるいは真正な宗教家達の足跡をみると、すべて深いVisionの促しに忠実で
あったことが察知できます。イスラエルの金言には「ビジョンなき民は滅ぶ」とあります。ゆえに「ビジョン
なき企業も滅ぶ」フランスの哲学者ティヤール.ド.シャルダンは「人生の3つのV」①Visionビジョン
②Vitalityヴァイタリティー(生命力) ③Ventureベンチャー(冒険心、勇気)が大事だと言います。
2001年はこの3つのVで完勝の年にしようではありませんか。新世紀のビジョンを高く掲げて前進
してまいりましょう。良き新年をお迎えください。
                                  未来創庵 一色宏

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「夢」の美学

 思い込みとは、自分がずっと考えていること、または何度も自分に聞かせてきたことである。
思い込みは子どものころから形づくられる。何かに初めて挑戦して、失敗したら、そこで
「自分はだめだ」とレッテルを貼ってしまう。ビジネスで成功している人でも、そのほぼ全員が
たくさんの「失敗」を経験している。失敗と成功の違いは、自分についての考え方と、失敗の
とらえ方である。失敗は単なる一時的な後退だと考え、それを将来の教訓にもできるのだ。

 「こころのチキンスープ」の著者ジャック・キャンフィールドと共著者のマーク・ヴィクター・ハンセンは、
シリーズ第一作はなんと140以上の出版社から断られている。彼らは自分たちと本を心から信じ
ていたので、そこであきらめずに何軒もの出版社を回ったのであった。そしてついに、アメリカン・
ブックセラーズ・アソシェーションという比較的無名の出版社が出版を決意したのであった。
「こころのチキンスープ」は、ノンフィクションの本が持つ記録のほぼすべてを塗りかえ、無数の
類似本と、70以上のライセンス契約商品を生むに至った。これらの偉業が達成されたのは、
ひとえにジャックとマークが自分たちは成功できると確信していたからであり、本の価値を信じて
いたからである。この確信があったからこそ、彼らはあきらめず、何軒もの出版社を回ったのである。
「もし現在の出版社からも断られていたら、どうしたでしょうか?」とたずねられると彼らはこう答えた。
「出版社めぐりを続けたでしょう」どうせ思い込むなら、「きっとできる」と思い込むことだ。

 ローマの詩人ヴェルギリウスは言った。「できると思うから、できるのである」古来「人は心の中で
考えた通りになる」といわれ、エマーソンは「ずっと考えていることがその人物をつくる」と言い、
ローマの哲人皇帝マルクス・アウレリウスは「われわれの人生はわれわれの思考でできている」と
言った。ヘンリー・フォードも言う。「できると信じても、できないと信じても、どちらも正しい。」と・・・
まさに人生の質、行動、思い込みの推進力によって成果が決まる。すべて自分の信念によって決まるのだ。

 理想を自分に言い聞かせるために夢を描くことだ。夢見る力は、生きることだ。夢を見ることは、
未来への興奮と可能性を感じることだ。ゲーテはかつてこう言った。「夢に見ることができるなら、
始めなさい。人の夢には魔法の力があるのだから」・・・この社会に存在するものは、すべて夢から
始まった。ある普通の人の中に芽生えたちょっとした夢が、すべての発明、すべての技術革新、
そしてすべての医学の進歩につながったのだ。文明の夜明け以来、社会の進歩はすべて誰かの
夢によってもたらされてきた。ゆえに、夢を壊す人を避けよう。「リスクを冒す」「それは無理だ」と。
善意の助言が夢を壊すこともあるのだ。夢を見るのをやめてはいけない。なぜなら「夢は人生を
燃やす原材料」であり「人生は夢の具現化」であるのだから・・・そのために心の革命を!!   
                                                            
                          未来創庵 一色 宏