吉田 宏 出版記念 講演会

『異邦人の体験的神学思想』

 吉田 宏  プ ロ フィ ー ル
 
ユニバーサル福音教会牧師 
 
1946年9月2日兵庫県丹波出生。
1966年大阪大学法学部在学中原理と出会い、世界平和統一家庭連合
(旧統一教会)に入信。福井地区長、全国学生部長、国際勝共連合教宣局長、
法務対策などを歴任。

1996年ポーランド宣教師(国家メシア)に就任、ポーランド、ラスベガスなど
世界宣教に従事。

1995年(株)総合経営研究所を設立し、法務・経営コンサルタントとして複数
会社の取締役、監査役・顧問を務める。(資格:行政書士、宅地建物取引士)

2018年「新生聖書勉強会」を主宰、2019年2月、ユニバーサル福音教会牧師
に就任。「右手にバイブル、左手に六法」が信条。著書『三寒四温』『異邦人の
体験的神学思想』『久保木修己著「愛天愛国愛人」を読み解く』、他論文多数。

現在、ユニバーサル福音教会牧師 兼 家庭連合ポーランド宣教師
問い合わせ ◆新生聖書勉強会主宰 吉田 宏
電話お問い合わせ: 090-3504-6430  h-yoshida@coda.ocn.ne.jp

『異邦人の体験的神学思想』

   

異邦人の体験的神学思想
―キリスト教の本質とその課題―

    ◇目次

はじめに ー

第一章 聖書と神学の意義と特質

1、如何にして聖書が「座右の書」になったのか
(1)教派・宗派の一致は神のみ心 
(2)どん底で聖書に出会う 
(3)異邦人への「神の声」 
(4)良心と正義感  

2、聖書とは何かーその多面的考察
(1)聖書を読む意味とは何か、そして如何に読むべきか 
(2)聖書とは何かー特性とその影響 
(3)聖書の構造と成立について 
(4)聖書観について 
(5)聖書学、聖書批評学について
(6)福音派とリベラル派及びファンダメンタリズムにいついて
(7)聖書の課題、キリスト教の課題 

3、聖書的霊性とは何かー3つの霊的伝統
(1)神の啓示と霊の働きの伝統
(2)一貫した思想性―3大思想を読み解く 
(3)敬虔な信仰と回心の伝統

4、神学とは何かーキリスト教神学について
(1)キリスト教神学とは何か
(2)信仰・啓示・理性について

第二章 使徒信条からキリスト教の本質を読み解く
1、使徒信条とは何かーここにキリスト教教理の凝縮がある
(1)使徒信条の起源とその意義 
(2)我は信ずー信仰とは 

2、父なる神―神論
(1)聖書の神(2)神を如何に知るか
(3)神認識についての先端科学者の視点―村上和雄の世界
(4)神についての新しい概念

3、子なる神―キリスト論
(1)キリスト論ーイエスとは誰かー
(2)処女懐胎の神秘
(3)十字架とその意義
(4)黄泉―復活の勝利的起源
(5)キリストの復活
(6)キリストの昇天
(7)終末論・再臨論

4、聖霊なる神―聖霊論 聖霊、霊、霊界について
 (1)神の霊について
(2)聖霊について
(3)悪霊とは何か
(4)聖書の霊界観、死生観

5、聖なる公同の教会・聖徒の交わりー教会論
 (1)聖なる公同の教会
 (2)礼拝と福音伝道の意義について

6、罪の赦し・からだのよみがえり・永遠の命 
(1)悔い改めと罪の許し
  (2)体のよみがえりー復活
 (3)とこしえの命

第三章 キリスト教の起源と三大特徴―殉教、異端、リバイバル
1、キリスト教の起源と成立
(1)キリスト教の起源 
(2)教父時代

2、キリスト教の三大特徴―殉教、異端、リバイバル
(1)殉教―ローマ帝国時代、世界宣教、殉教の意味
(2)異端―異端は神学の母、古代キリスト教、三位一体神学、アウグスチヌス
(3)リバイバル―リバイバルの特性、アメリカのリバイバル 

第四章 プロテスタントの成立とカソリックの対抗宗教改革
1、宗教改革の歴史・思想・信仰
(1)ルターと宗教改革の歴史ープロテスタンティズムの誕生
(2)ジャン・カルバンの思想と展開―ルターとカルバンとの違い

2、カソリックの対抗宗教改革
(1)対抗宗教改革の骨子
(2)カソリックとプロテスタントーその一般的相違点
(3)宗教間の対話と一致の潮流 

3、新しいプロテスタンティズムのー第二の宗教改革
(1)新しいプロテスタンティズムの誕生―改革の改革
(2)プロテスタンティズムの課題とリバイバル

4、アメリカのプロテスタンティズム
(1)アメリカのキリスト教歴史概観
(2)アメリカのキリスト教の特徴-リバイバルの歴史
(3)アメリカ大統領とその信仰

第五章 極東アジアのキリスト教を考えるー環太平洋の時代
1、日本におけるキリスト教の歴史とその特徴
(1)キリスト教歴史の主要な出来事
(2)ザビエルから明治維新まで
(3)長崎・天草潜伏キリシタン世界遺産に見られる禁教下の信仰
(4)幕末から明治期
(5)戦後から現在まで
(6)何故日本にキリスト教が根付かないのか
(7)日本的霊性とは何か
(8)ユダヤ教と神道について― 幕屋と神社

2、韓国のキリスト教の歴史とその特徴
(1)韓国のキリスト教史概観―李氏朝鮮時代・日本統治時代・戦後李氏朝鮮時代・日本統治時代・戦後時代
(2)韓国は何故キリスト教国になったか
(3)神霊的神秘主義及び巫俗シャーマニズムの考察
(4)文鮮明師は、何故、メシアと言えるか

第六章 代表的キリスト教徒の信仰と思想
1、アウグスティヌスの信仰と思想―キリスト教最大の神学者
2、内村鑑三の信仰と思想―荒野で叫ぶ預言者

あとがき 

出版記念会「趣意書」

この度、拙著『異邦人の体験的神学思想』(600ページ)を出版することになり、また併せて「出版記念会」を開催する運びになり、
謹んでご報告申し上げます。 本書は、聖書・神学・キリスト教について、その基礎知識を述べ、その本質と特徴を他宗教との対比、
特に原理(家庭連合の教義)との対比を意識しつつ考察したものであり、「聖書と原理との橋渡し」になれば、これに過ぎたる喜
びはありません。 
そして本書を通して、唯一にして創造主なる「父(父母)なる神」を信じ、イエスをキリストと信じる全ての人々に「キリスト教
の本質とは何か」をより深く考える機会となり、求道者、信徒、牧会者の方々に「聖書・神学とは何か」を理解する教材になれば
幸いであります。
更に本書の出版及び出版記念会など福音覚醒運動を通じ、新しいキリスト教信仰の復興、即ち成約的、かつ超宗教的な「福音信仰の
リバイバル」の口火になれば感謝です。
以上のような動機と目的を持って行う出版及び福音運動事業に際して、賛同して頂く全ての方々に、広く同参を呼び掛けるものです。
また、共に霊的復興の担い手として手を携えていきたいと祈念いたします。
令和5年1月1日
ユニバーサル福音教会牧師・家庭連合ポーランド宣教師 吉田 宏
出版記念会のご案内
皆様!
聖書とキリスト教に関する拙著『異邦人の体験的神学思想』(P560)が無事に出来上がりまして、出版記念会が10日後に迫りました。
つきましては皆さん是非ご参席下さいまして、盛り上げて下さるよう改めてご案内を申し上げます。
出版記念会には、「リバイバル宣言」(霊的覚醒宣言)を予定しており、神と神の言葉に立ち還る時間を皆様と共有したいと思います。

・日時令和5年1月21日(土)午後1時半~4時半(1時開場)
・場所アルカディア市ヶ谷(JR中央線市ヶ谷、有楽町線市ヶ谷九段方面1番1分)
東京都千代田区九段北4丁目2ー25


プログラム

一部記念会(1時半~2時半)

二部記念講演(2時45分~4時半)-聖書の奥義とは何か
・テーマ神に還れ、神の言葉に還れ!
・歌
君が代、長崎の鐘、アメージンググレイス

・会費5000円(本代含む)

皆様のご来場を心からお待ちしています。

ポーランド宣教師吉田宏
出版記念会発起人一同


はじめに】

 

インドの聖人にして政治指導者マハトマ・ガンジーは、「私はヒンズー教徒、イスラム教徒、仏教徒、そしてキリスト教徒である。
そして私の生涯に最も深い影響を与えた書物は聖書である」と語りました。筆者もこの拙著において、反キリスト(1ヨハネ2.22)
的で異邦人だった自らが、如何にして「聖書・神学の研究を以って天職とす」とするに至ったかを明らかにすると共に、聖書・神学・
キリスト教について、その基礎知識を述べ、その本質と特徴を他宗教との対比、特に原理(世界平和統一家庭連合の教義)と対比し
つつ考察したいと思います。                 

そしてそれを通して、唯一にして創造主なる愛の神を信じ、イエスをキリストと信じる全ての信者に「キリスト教の本質とは何か」を
より深く考える道しるべとなり、また求道者の入門書、牧会者の教材になれば幸いであります。

 

元外交官で作家の佐藤優氏は、著書『宗教改革者』のまえがきで「筆者はプロテスタントのキリスト教徒」と明記し、自らの立場を
明らかにされています。 その段で言えば、筆者は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会、以下、「UC」と呼ぶ)の信者で
ポーランドの宣教に責任を負う者であり(UC内では「ポーランド国家メシア」と呼んでいる)、そしてまた同時に、聖公会の
宮岸進司祭が代表をされている超教派を旨とする「ユニバーサル福音教会」に所属する牧師でもあります。

即ち筆者は、20才で聖書の奥義を解いた原理と出会って以来、UCの信者であり、一方では、超教派的な性格を持つキリスト教
福音派のクリスチャン・牧師という「二足のわらじ」を履く者であります。そしてまた、「右手に聖書、左手に六法全書」という
別の二足のわらじを履く者でもあります。そしてこれらが決して矛盾した有り様ではないことを本書を通して説明することにいたします。

 

そして本書の目的は、第一に自分自身の信仰的な総括であること、次に、求道者・信徒・牧会者に、聖書、神学及び信仰について、
本質的な問題提起をすること、そしてもう一つは、霊的覚醒、即ち、教会と信徒の「リバイバル」に一石を投じることであります。

筆者は、聖書が「神の言葉」であることを信じ、イエスがキリストであることを信じる者であり、何よりもキリスト教の歴史と伝統を
こよなく愛する者であります。そうして聖書と原理、キリスト教とUCという二足のわらじを履く者として、この二つの壁を打破する
橋渡しが出き、新たなキリスト教的霊性のリバイバルにつながれば、これに過ぎたる喜びはありません。

宗教改革者ルターは「信仰体験は神学を伴う」と語り、また内村鑑三は「自分自身を注意深く観察の材料としました」と自書への
動機について語っています。浅学な筆者ではありますが、自らの信仰体験を加味した拙著『異邦人の体験的神学思想』により、
生きた神の言葉を身近に感じて頂けるものと信じております。

なお、本書は六章で構成され、「聖書的霊性の相続」を標語に、「全教派・宗派の一致」という一つの統一したテーマで書かれて
ますが、各章ごとに完結した構成にもなっていますので、先ず、関心のある章から読まれてもいいのではないかと思います。

「神を知ることは知識の始め」(箴言1.7)とある通り、この書を以って、自らが選択してきた神を探求する道、神を信じる道が
間違っていなかったこと再確認し、告白したいと思います。そしてこの書を、すべての支援者、祖国日本、そして亡き父母に捧げます。

なお、本書の出版にあたって、多くの信徒の支援者、そしてグッドタイム出版の武津文雄氏、筆者のホームページを管理していただ
いている松浦輝幸氏には大変尽力して頂き、この場を借りて御礼申し上げます。

 

令和4年11月1日 吉田宏