次世代のエネルギー源を担う
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~使用済み核燃料の処理ができる溶融塩炉~
「トイレなきマンション」と例えられ、世界のエネルギー政策の行き詰まり要
因と懸念される「使用済み核燃料」問題ですが、それを処理し、解決できるテク
ノロジーとして期待されるのが「溶融塩炉(molten salt reactor , MSR)」です。
1965年に米国オークリッジ国立研究所で「実験炉MSRE」が建設され、4年間の
無事故運転に成功した実績があり、その「原子炉の基本技術」は既に確立されて
います。2016年には米国エネルギー省が、電力会社サザンカンパニー等の要請に
応え、ビルゲイツ設立のテラパワー社などを中心とした産学官共同の溶融塩炉プ
ロジェクトに開発費支援を決めました。これを契機に世界的に「使用済み核燃料
処理を目指した溶融塩炉開発」の動きが盛んになっています。
日本においても、ご協力頂きました議員会館での過去二回(2017年/2018年)の勉
強会実施後、経済産業省・令和元年度「社会的要請に応える革新的な原子力技術
開発支援事業」に関わる補助事業者として溶融塩炉に関わる3事業社が採択され、
翌令和二年度も継続採択の運びとなり、本格的な研究開発が始まっています。
そこで、「溶融塩炉分野の世界状況」と「日本における取り組み」について、
さらなる理解を深めるべく、第三回の報告会・勉強会を企画致しました。コロナ
時期での開催となりますので、密閉空間とならないよう細心の注意で実施致しま
す。ご多忙の中大変恐縮ではありますが、ご参加の程、何卒、よろしくお願い致
します。
記
[日 時] 令和 2年 8月 26日(水曜日)
[時 間] 13時30分 受付開始 講演会14時15分 〜16時45分
[場 所] 衆議院 憲政記念館 講堂
[講 演] ① 基調講演:「新型原子炉・使用済み核燃料処理をめぐる世界情勢」
有馬朗人 :武蔵学園・学園長 / (元)東京大学総長 / (元) 文部科学大臣
② 講 演:「国内における溶融塩炉の開発状況について」
(1) 「使用済み核燃料・廃棄物を効率よく処理できる溶融塩炉」
山脇道夫 : 一般社団法人 次世代エネルギー研究開発機構(BERD) 会長
東京大学名誉教授 / 福井大学附属国際原子力工学研究所参与
(2) 「溶融塩炉を活用した水素並びにトリチウム製造」
木下幹康: (NPO)トリウム溶融塩国際フォーラム 理事長・株式会社
MOSTECH取締役
古川和朗 : 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 教授
古川雅章 : (株)トリウムテック・ソリューション代表取締役社長
(4)参加者コメント
各省庁、若手研究者他
[定員] 定員 60名 (新型コロナウィルス感染症対策により定員を予定の半分以下)
[事務局] 〒 195-0071東京都町田市金井町2056-47 TEL 042-850-9472
株式会社トリウムテック・ソリュ-ション 取締役会長金子和夫
[国会窓口]衆議院第二議員会館 原義昭803号室 TEL 03-3508-7197 ( 担当:倉島 守 )
<呼びかけ人>
金子 和夫 : 株式会社トリウム テック ソリュ-ション 会長(代表呼びかけ人)
中河 正勝 : 一般社団法人 次世代エネルギー研究開発機構(BERD) 国家ビジョン研究会代表理事
土井 康二郎 : 株式会社MOSTECH 取締役
<国会議員世話人> 額賀福志郎 森 英介 山本 拓 原田義昭 三原朝彦 片山さつき 他
<省 庁> 経済産業省、文部科学省、内閣府(原子力規制庁)、環境省 他
<企 業> 経団連、電気事業連合会、日立製作所、東芝、三菱重工、富士電機、
トーエネック、東京エネシス、石川島播磨重工、Terrestrial Energy Inc(CANADA)
Elysium Industries(USA)Thor Con(USA)MOLTEX(UK)TENEX-JAPAN(Russia)
Copenhagen Atomics(Denmark)金属技研、助川電気工業、熔融塩技研 他