Anti-Boke, anti-Cancer
1) 米国からデールプレデセン医師が認知症を90%治す治療を始めました。それは、
今まで、脳神経科では認知症はβアミロイドやタウ蛋白が脳神経細胞にたまって
神経が死んでいくと考えてきたのです。病理学的に3種類のアルツハイマーに分類
をして、治療しようと考えてきたのですが、膨大な研究と莫大な治療費の割には殆ど
成果がありませんでした。しかしデールプレデセン医師は認知症を原因の方から3
種類に分類をして、其の原因からの改善を図ったのです。即ち、炎症性原因と栄養
不足による原因と、毒物、例えば、水銀やアルミニウムなどの原因の3つに分類
をして、それぞれの対策をすると、認知症は90%治るというレコード法です。
機能面から改善を図ることにより、認知症が9割治るということは、論理以上に
重要です。そのレコード法が軌道に乗った歴史と、その成果は重要です。
そのー部を紹介します、
2) 癌は悪性腫瘍と考えて、手術、制癌剤、放射線治療の3大療法をしてきましたが、
先進国程、癌に罹る人が増加して、癌で死ぬ人が増加してきました。これは、癌細胞が
悪性細胞で無制限に増殖するという仮説で、治療をしてきたのですが、癌組織は悪性
細胞ではなく、人間自身が自分の細胞を傷つけて、不良少年のような、偽胎児を
作ったという概念に変えて、特異的腫瘍マーカー、関連的腫瘍マーカーと、癌血管
由来の増殖的腫瘍マーカーの3種類で出来ていると考えて、3種類の腫瘍マーカー
を組み合わせれば、癌の―生がほぼ正確に追えます。
この精度は画像診断の100倍の精度です。癌の診断が正確にできるのみならず、従来
の画像診断の誤診も確実に補填できます。これを使えば、癌の予知予防が出来ますし、
癌の再発予防もできます。勿論、生活習慣の改善、不改善も正確に、フォローできます
ので、人類は初めて健康のバロメターを持てたことになります。
更に、最近、癌は悪性腫瘍と言って勝手に癌が増殖するような説明がされてきたので
すが、癌に罹りやすい宿主因子が明確になりました。それは、ビタモンA,C,Dの低値と、
白血球の低値と、サイクリックAMPの低値が宿主因子であることが明確になりました。
これらの問題を解決すれば、癌に罹る人を激減できますし、癌の再発予防も簡単にできます
ので、多くの医師たちがTMCA検診を使えば、癌で死ぬ人は激減できます。
3) 初めに述べた、デールプレデセン医師のレコード法の開発までの歴史は、病理医学から
機能医学への転換の歴史ですが、我々が開発したTMCA検診も、宿主因子の発見も、
まるで、結核症の時に、ツベルクリン、抗生物質の発見により、結核症の死亡者が17万人
から、6千人まで激減した歴史と重なり、癌に罹る人も、癌で死ぬ人も激減するのは間違い
がありませんので、これも、形態医学から、機能医学への転換が必要です。
”アルツハイマー病 真実と終焉 "
認知症1150万人"時代の革命的治療プログラム ブレデセン,デール著
認知機能低下は治せる!防げる!9割が症状改善!UCLAの世界的権威がついに解明した、36の病因、回復と予防法。認知症治療の
パラダイム・シフト「リコード法」、3つのタイプ別に有効な治療法を解説。
1 アルツハイマー病の真実(認知症を食い止める;患者第1号;奇跡の回復!患者が語る認知症体験;アルツハイマー病になる方法 入門編)
2 アルツハイマー病を解剖する(わからないことだらけ 臨床から研究、そしてまた臨床へ;神の遺伝子とアルツハイマー病の3タイプ)
3 認知症を調べる、治す(コグノスコピー(認知機能検査)まずは状況を知ろうリコード法 認知機能を回復する治療の成功とソーシャル・
ネットワーク 2人の日課)
4 治療効果をさらに上げる(うまくやり遂げようあなたならできる;こんなときどうする?困ったときのQ&A;変化への抵抗マキャベリ、ファインマンに会う)
ブレデセン,デール [Bredesen,Dale E.]
アルツハイマー病などの神経変性疾患の世界的権威。カリフォルニア工科大学の卒業後、デューク大学メディカルセンターでMDを取得。
カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)で神経学のチーフ・レジデントを務めた後、ノーベル賞受賞者のスタンリー・B・プルシナー博士に
師事し、プリオンとアルツハイマー病の関連性について多くの研究を行う。UCSF、UCLA、カリフォルニア大学サンディエゴ校で教職を歴任。
バーナム研究所にて高齢化プログラムを指導後、1998年、加齢専門研究所であるBuck Instituteの創業時社長兼最高経営責任者
(CEO)に迎えられる。「リコード法」の教育・普及を行うMPI Cognitionを創立、最高医療責任者を務める
白澤卓二[シラサワタクジ]
医学博士。白澤抗加齢医学研究所所長。お茶の水健康長寿クリニック院長。1958年神奈川県生まれ。1982年千葉大学医学部卒業後、
同大大学院医学研究科博士課程修了。東京都老人総合研究所病理部門研究員、老化ゲノムバイオマーカー研究チームリーダーなどを
経て、2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医講座教授。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、
アルツハイマー型認知症の分子生物学など。日本ファンクショナルダイエット協会理事長、米国ミシガン大学医学部神経学客員教授など
山口茜[ヤマグチアカネ]
医学ジャーナリスト。日本医学ジャーナリスト協会会員。プサラ研究所所長。株式会社プサラ・インスティテュート代表取締役。医師専門の
医学新聞社に勤務し、2013年に新聞社を退社後、2014年株式会社プサラ・インスティテュートを設立。
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アルツハイマー病は予防・治療できる 白澤 卓二
内容紹介
仕事や生活の中で、ふと感じる認知機能の不安
家族のアルツハイマー病・認知症が心配
自分自身の予防と、家族の症状改善のために、
今すぐ取り組みたい認知症の予防法と脳神経再生治療の最新知識
アルツハイマー病は、ApoE遺伝子リスク、炎症、脳や全身の栄養不足、カビや重金属による毒物曝露など、複合的な原因によって発症
する病気です。これらの原因で死滅した脳神経をサイトカインによって再生させる治療が始まっています。
本書の内容
第1章 最新研究からアルツハイマー病の発症リスクを知る
第2章 アルツハイマー病の予防法を知る
第3章 アルツハイマー病の検査と治療
第4章 症例と治療の実際
出版社からのコメント
認知症・アルツハイマー病の治療は新たなステージへ!
認知症1150万人時代の革命的治療プログラムとして全米で話題のベストセラー『アルツハイマー病 真実と終焉』が日本でも公開された。
書籍で紹介された「リコード法」の診療では重金属による汚染を調べるが、クリニックで日本人のアルツハイマー病の患者の水銀を
チェックすると、多くの患者が高濃度の水銀に汚染されていることがわかった。
グルテン抗体が検出される患者も多く、グルテンフリーの食事指導をするが、認知機能が下がった患者に日本でグルテンフリーを指導
するのは困難を極めるケースが多く、原因を除去するのに大変苦労している。
残る道は神経の再生治療しかないと考えた私は、古くからの友人に、サイトカインがアルツハイマー病に応用できないか聞いてみた。
クリニックの患者に神経再生治療の話をすると、是非、治療を受けてみたいとの返事だった。そこで、3人の若年性アルツハイマー病の
患者を選別して、機能性脳波を測定してみた。
驚くべきことに、3人とも日本の大きな病院でアルツハイマー病を診断されていたにも関わらず、1人は双極性障害、1人は前頭葉側頭葉型
認知症、残りの1人は脳血管性の認知症とアルツハイマー病の混合型認知症との脳波診断だった。
クリニックで、機能性脳波検査、MRI画像の3D立体構築、遺伝子検査、重金属検査、フードアレルギー検査、TMS刺激による前頭葉機能
評価などの検査を総合的に組み合わせて、新たな診断と治療法を構築することにした。平成30年の5月頃より、この新しい診断・治療メソッド
をクリニックに導入し、クリニックを訪れた100人以上の認知症患者で、このメソッドを試している。驚くべきことに、100%近い患者で治療後
4か月で神経再生が脳波で確認され、約半年で家族も患者自身も認知機能を改善したことを自覚できるまで回復している。
治療群には、アルツハイマー病、脳血管性認知症、双極性障害、前頭葉側頭葉型認知症、統合失調症、アスペルガー症候群の患者が
いたが、いずれも最初の4か月で神経再生が確認され、半年で症状も改善した。これまで、アルツハイマー病は治らない病気と考えられて
きたが、神経再生治療により症状が回復することがわかった。本書では、この新しいメソッドがどのような内容なのかわかりやすく解説して
いる。(本書「おわりに」より)
内容(「BOOK」データベースより)ApoE4遺伝子・慢性疾患・生活習慣・環境リスクを「点」から「面」の戦略で予防。サイトカインを使った
脳神経再生治療で改善。認知症予防と治療はNEXTステージへ!
著者について 白澤 卓二 お茶の水健康長寿院長
1958年神奈川県生まれ
1982年千葉大学医学部卒業後 呼吸器内科に入局
1990年同大大学院医学研究科博士課程修了 医学博士
東京都老人総合研究所病理部門研究員 同神経生理部門室長、分子老化研究グループリーダ、老人ゲノムバイオマーカー研究チームリーダー
2007年より2015年まで順天堂大学大学院医学研究科加齢制御医学講座 教授
2015年より米国ミシガン大学医学部神経学 客員教授
2016年より獨協医科大学医学部生理学(生体情報)講座 特任教授
お茶の水健康長寿クリニック院長<2017年より現職>
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
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がんの正体がわかった!― 「がん」は予知・予防できる |
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紀伊國屋書店 |
第1章 「がん」の正体は、食の悪化が招いた生活習慣病(がんは
難しい病気ではない;西洋医学の間違い! )
第2章 がんと遺伝子は関係ないという根拠(がん細胞の核を入れた
正常細胞が、がん化しなかった;)
第3章 画像診断だけに依存する神話を終わらせるべき(国が真剣に取り組んでいれば
、がん死はもっと減っている)
第4章 がんが超早期発見できる「TMCA検診」は転ばぬ先の杖!
時代遅れのがん治療の過ち;必ず受けるべき「TMCA検診
第5章 がんの予知・予防の大切さ(「TMCA検診」で危険度が高いと判定された場合の対応;
「原発巣」不明がんも「TMCA検診」で明らかに!)
小林常雄[コバヤシツネオ]
1944年鳥取県生まれ。昭和44年鳥取大医学部卒業後、国立がんセンター内地留学、昭和47‐49年京都大学・大学院、
昭和54年東京大学大学院卒業。両大学院で生化学を中心としたがんの基礎研究をおこない東京大学で博士号取得。
昭和54年以後、一心総合病院副院長、京北病院院長IMHCクリニック院長を歴任。平成27年12月より、美浜クリニック
・国際がん予知予防センター長を務める。銀座boocsホリスティッククリニック東京他多数の病院でも往診。
「人間はなぜ治るのか?第2回癌からの生還」―NHK(ETV)治療ルポが反響を呼ぶ。
2016年9月、アメリカ総合医療学会で招待講演。「アチーブメント賞」受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に