がんを成長させない特殊な糖「フランDグルコース」。 2015年・2016年日本がん学会学術総会で公式発表 |
New Week 2017.8.8 号
2017年11月28日(火)
56歳 女性/肺がん ステージ4/1993年7月に発症
初回のがんで骨に転移あり。症状は比較的良好で、抗がん剤などの化学療法と補完医療としてフランDグルコースを併用
今の抗がん剤を使い始めてまもなくフランDグルコースを食べ始めたので、実際にどれだけ効果が
あったのかは分かりません。 でも、マーカーの数値を見る限り絶対マイナスにはなっていないと思います。
がんの治療では、手術(外科治療)、薬物療法(抗がん剤治療)、放射線治療が 三大治療とされている。 標準治療では過去の治療実績をもとに、主にこの三大治療から選択される。 しかし近年では、これら三大治療以外にも第4のがん治療とも呼ばれる免疫治療 |
がんの代表的な治療方法には、手術(外科治療)、薬物療法(抗がん剤治療)、放射線治療の三大治療
に加え、免疫治療、温熱療法、代替医療(補完医療ともいう健康食品やサプリメント)などが存在する。
標準治療として保険適応になるものから、先進医療として混合診療の対象となるもの、保険適応外の
ものまで様々だ。ここでは保険適応・保険適応外の区別なく、その種類と特徴を簡単に紹介したい。
がんそのものを除去する局所療法で、がん治療において最も基本的で優先される治療法です。
手術で除去できる場合、ほとんどのがん種において適応対象となります。
開腹しておこなう開腹手術のほか内視鏡手術がある。
薬物療法は、外科治療や放射線治療などの局所療法とは違い、主に全身療法に分類される治療法です。
がんにおける薬物療法には主に、抗がん剤とホルモン剤があります。
抗がん剤には「代謝拮抗剤、アルキル化剤、抗がん性抗生物質、微小管作用薬、白金製剤、分子標的
治療薬」といった様々な種類が存在する。
治癒を目的として「白血病、悪性リンパ腫、卵巣がん、精巣がん、小細胞肺がん」などで、延命を目的と
して「頭頸部がん、食道がん、非小細胞肺がん、乳がん、胃がん、大腸がん、膵臓がん、膀胱がん、
子宮がん、悪性黒色腫、軟部腫瘍」などで使用される。
ホルモン療法は「乳がん、子宮体がん、前立腺がん」などにおいて使用される。
放射線治療は、手術と同じくがんとその周辺を治療する局所療法に分類される治療法です。
単独または手術や抗がん剤と併用しておこなわれます。
多くのがん種において標準治療として適応されているX線やγ線による放射線治療のほか、
先進医療に分類される陽子線や重粒子治療がある。
自分自身の免疫機構によりがん細胞を攻撃することを目指した治療法で、手術、抗がん剤、
放射線につぐ第4のがん治療とされています。
免疫細胞、サイトカイン、抗体等を活性化し免疫機能を目的の方向に導く治療法で「サイト
カイン療法、細胞免疫療法、ワクチン療法、抗体療法、遺伝子治療、BRM療法」など様々な
種類が存在します。
がん細胞は正常細胞に比べ熱に弱いという性質を持っています。
温熱療法はそのメカニズムを利用して、がんに加温することで治癒を目指す治療法です。
全身を加温する「全身温熱療法」と、がんやその近くだけを加温する「局所温熱療法」とがあります。
代替医療には、食品由来成分による健康食品やサプリメントを代表に、食事療法や漢方・
鍼灸・マッサージなどの種類があります。
近年では食品由来成分による健康食品やサプリメントを中心に、日本や欧米において有効性
や安全性を科学的な方法で検討・評価されています。
一方でがんの種類や症状によっては摂取を控えるべき成分もあります。
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PickUP!メディカルニュース
衝撃を与えた臨床結果。フランDグルコースが示す新たな道。
衝撃を与えた臨床結果。フランDグルコースが示す新たな道。
がんを克服するためには当然のことながら、その増殖・成長や 標準治療では主に手術を第一選択肢とし、抗がん剤治療や放射線 |
フランDグルコースの特異的作用を公式発表
私たちシンゲンメディカルは、本来がんが成長するための栄養素である「糖」に着目。
その糖を「フランDグルコース」として特殊加工することで、がんに効率的に取り込ませ、栄養とせず
成長を阻害させることを発見しました。
フランDグルコースは、これまでの抗がん食品の常識を覆す発表として、2015年・2016年
日本癌学会において大きな反響を呼び、2017年には「抗腫瘍剤の製造方法」の特許権を
取得するに至りました。
現在、札幌医科大学医学部との共同研究により抗腫瘍活性物質の分離・特定と構造
解明をすすめています。
がん幹細胞を移植したマウスに4週間にわたりフランDグルコースを口から飲用させ
た結果、がんの成長を大きく阻害することを確認。
現在、札幌医科大学医学部との共同研究により抗腫瘍活性物質の分離・特定と
構造解明がすすめられています。
がん細胞がその成長に必要とする「糖」に着目し、それを特殊加工することで、
効率的に取り込ませ成長を阻害することを実現しました。
PET検査に用いられる擬似グルコースの原理もこれと同じです。
フランDグルコースの製法は、2017年「抗腫瘍剤の製造方法」として特許権を
取得したシンゲンメディカル株式会社独自のものです。
2015年と2016年の日本癌学会学術総会において、シンゲンメディカル札幌医薬
研究所 高橋昭延 所長の研究結果として発表。
シンゲンメディカルの補完医療の研究は、1992年の(現)札幌医薬研究所 所長 高橋延昭
による癌幹細胞「H-ras癌遺伝子 W14」に対する発表からスタートしました。以来長年に
わたり食品由来による抗がん成分の研究を続け、2006年より毎年日本癌学会学術総会
での研究発表を続けています。
フランDグルコースの人での検証データをがん種別に公開 |