パククネ大統領罷免決定に対する見解速報

  NPO法人アジア共同体推進協会  
       西東京日韓親善協会、言論法研究室 理事長 福田之保  
     

1、朝鮮半島共産化を狙って来た容共勢力の共産主義の法律闘争に負けた。
パククネ大統領のその衝撃の大きさを思うと死より辛い思いを持って判決を聞いた。  
共産党は革命政権樹立には最終的に暴力革命だが、表面上平和的な法律闘争を
重要な手段としてる。この法律闘争に今の時点では敗北したと言える。これは、
自由共産勢力の激しい闘いの一過性の現象である。  これから反撃挽回出来る
ので決定的敗北ではない。但し全国民あげて激しい闘いを展開しなくてはならない。  
過酷な運命に翻弄されたパククネ大統領には己の正義を貫いて偉大な自由建設の
ために父親以上の思想と気迫と決意を持って戦うべきだ。  韓国の多くの民衆は
歓呼の声を持って迎えることは間違いない。それは、今までの評価は従北共産党
勢力が扇動してつくってきた偽物だからだ。

2、憲法犯罪の決定だ。
A 崔スンシル氏を通してパククネ大統領は大企業に巨額の
資金を出させたと認定している。目を疑う判断だ。これは特別検察で捜査中であって
判決も出ていない。何が真実なのか未定なのだ。本来推定無罪で対応する事が
法曹人としての最低限の心構えで有るべきところ、有罪推定で崔スンシル関連事項
についてパククネ大統領は大企業に巨額の資金を出させたと認定している。
B 憲法裁判所出頭要請を拒否したことのついて、「パククネ大統領は憲法を軽視した。
だから、弾劾は妥当である」と判示した。驚天動地の内容だ。黙秘権の行使に該当する。
これは憲法上の権利である。之には二重の間違いがある。
一つ目は出頭要請拒否を有罪と認めたこと。
二つ目は罷免の構成要件になっていないのに認めたこと。 憲法裁判所が憲法犯罪を
犯したと評価して良い。

3、共産主義侵略史から見た位置付け。  
この罷免決定は韓国の保守反共勢力を一掃するために左翼勢力が朝鮮戦争以来
狙ってきたことだ。次にその経過をあげる。

(1)パククネ大統領罷免事件の仕掛人は共産主義者だ。ソビエトコミンテルンは
一貫して朝鮮半島の共産化を狙ってきた。
戦前は日本が防いだ。戦後に北半分はソ連の支配で共産化した、南半分はアメリカが
統治して共産化を防いだ。朝鮮戦争で南を共産化しようとした。しかし、アメリカと
李承晩が共産化を防いだ。ところが反日政策で日本と対立関係となった。
経済の停滞と腐敗が著しかった。その反省からパクチョンヒ大統領は反共法で
共産化を防止、日韓条約を締結して日本から5億ドルを引き出して漢江の奇跡を
成し遂げた。共産主義勢力は地下に潜って共産革命の機会をうかがった。

(2)金大中大統領、ノムヒョン大統領と変わるにつれて共産主義が政治の表に出てきた。
 ノムヒョン大統領の時代に左翼政権となった。386世代の反日反米従北共産主義者の
多くが韓国の指導者の地位を占めるようになった。

(3)共産主義者は、段階的に、民族民主統一戦線、大衆運動、革命的道徳運動と戦線を
 拡大して国民を扇動した。左翼マスコミを通じて、女性や子供まで大衆動員してローソク
デモを起こした。政府役人まで震撼させた!その勢いによって裁判官、検事らは、恐れ
おののいて、この崔スンシル騒動の本質が従北左翼勢力の陰謀だと言うことが見抜け
なかった。それで、国民の意思だと誤って判断して、憲法裁判所でパククネ大統領を
3月13日に罷免した。裁判官、検事らが従北共産党勢力に完全に屈してしまったのである。
 大衆迎合判決のように見えるが、本質は従北共産党勢力に侵略された判決である。

(4)韓国国会も憲法裁判所も従北共産党勢力に支配された。これが今日の韓国の現状
 である。本来なら理論的には韓国国会も憲法裁判所も棄却すべきところ政治判断で受け
入れたのである。共産革命が韓国支配層にまで浸透している証左である。

4、今後の日韓新時代構築
 日韓共同でアジアの反共自由解放運動を出発させる時だ。
日韓両国は、国粋主義でない神仏理念による反共自由平和運動を展開して国家とアジア
地域を動かしていかなくてはならない。日韓両国は手を組んでアジアの自由解放運動に
歩む時である。 この思想こそパククネ大統領の父親の朴正熙元大統領が求めて来た
ものだ。パククネ大統領には地獄の心境の中で天に恥じない信念を持って新しい韓国を
築く責任がある。 韓国人の不撓不屈の精神は世界へ雄飛する原動力だ。日本人は協調性
が美徳だ。日本の技術力と資金で日韓主導でアジア解放と平和構築にかじ取りする時代を
迎えている。

5、韓国の新生自由韓国党はその先頭を歩むべきである
  日本の自由勢力は全面的歓迎する。日韓の深い絆が生まれる。


朴大統領の身辺に何が起こるか分からないほど深刻な状況!
ユン・サンヒョン議員:「朴大統領が検察から捜査を受ける途中、痙攣を起こし、医務室長が
チェックするなど緊急事態が発生しました。 賄賂罪で追い込まれ、これについて「私が賄賂を
貰うために大統領になったと思うのか?私は絶対にそんなことをしていない」と強くアピール
しながら激しく興奮したという。 逮捕状請求は昨日の夜に決まったが、金秀南(キム・スナム)
検事総長と李永烈(イ・ヨンリョル )ソウル地検長が押し通したと聞いた。親朴大統領議員らは
一切三成洞の自宅に来るなと言われ、行けない状況です。 逮捕状の実質審査前に朴大統領
が極端な選択をするかも知れないほど危ない雰囲気だ。盧武鉉前大統領のように、あっては
ならない道を選ぶかも知れないと戦々恐々している。


パククネ大統領は父親が革命を決意した境地を学ばなくてはならない!その境地に達して、
本当の自由韓国建設を決意して歩み出す事が偉大な韓国を築く道です。動揺してはならない。
真の革命家になれるチャンスだと思います。深淵な祈りの中で悟って頂きたい。地獄の中で
太陽を掴む気迫と勇気が必要です!

指導者とは順風満帆の中で生きる人種ではないのです。地獄の中で太陽の心を持ち、万分の
一の事に心を砕き、孤独な人の悲しみに涙する、こういう人が真の指導者です。パククネ大統領
はこういう人になって欲しい。

 

  朴 槿姈
   福田さんの記事を読んだパク・クネ前大統領の妹、
  朴槿姈(パク・ クンリョン)氏からのコメント


  立派なコラムをタイムリーに書いて下さり感謝申し
  上げます。
  「歴史の教訓を忘れた者は歴史の報復を受ける」
  という有名な名言をもう一度深く考えさせてくれる
  コラムでした。
           本当に有り難うございます。