はじめに 玄侑、吉岡律夫、有馬朗人 各氏のメッセージ
1、平和の探求
紛争:物(土地・財産)、人(主権・権力、権利)
心(思想・価値観・目的・意志・願い・情念)
武器:腕力・棒切れ・刀・槍・鉄砲・通常兵器
核兵器・化学兵器・生物兵器・・・
「武器を捨てよ」B.V.ズットナー⇒憎悪を捨てよ!
価値観の相克を越えて、如何に融和を創造できるか?
A or B ⇒ C 共に生きる道
都政、県政、国政、国際情勢(朝鮮半島、中東・・。)
本質を忘れ、党利党略に没頭、国民・有権者不在、目?的と手段の本末転倒
坂本竜馬、共に生きるビジョンを描く
平和維持(戦争の抑止):手段(武器・経済)⇒平和の創造(相互理解・ビジョン・愛)
『平和の神話』http://www.miraikoso.org/before/ronbun/mythology.html
PWPAで「平和の探求」結論
1) 究極的価値観の確立
何の為生きるのか?(人生観・プライオリティー)
空・無・断食・座禅⇒「悟り」 「石をパンに変えよ!」
2) 平和のルール作り
国際法・憲法・倫理
善:全体(家庭・社会・国家・世界)と個(自由・民主・人権)
「宮の頂上から飛び降りてみなさい!」
3) 正しい管理(個人・社会・自然)
健康・政治・産業。科学技術 「この世の富をやるから私に従いなさい!」
正直・努力:希望 知識(科学)と技能(技術)
*「金を残すは下なり、事業を残すは中なり、人を残すは上なり。」
平和への糸口
思想(価値観・世界観・歴史観:パラダイム)転換
天動説・地動説⇒現代科学相対性理論
先入観:成長しなければならない(H.G.ガダマー)
相違・矛盾をどう超えるか? 愛・慈悲・仁 密教の奥魏
宇宙の究極は何か?
神は居るか?いないか? 革マル・中核の学生と討論
求道:16歳から20歳、入信現象⇒神の実在を科学的証明:論理と実証
歴史:神に愛と闘争歴史、人間の責任分担論、不孝の原因、解決策
理工⇒人と人の心の仲人 伊豆修善寺:弘法大師奥の院、肉体的限界に挑戦。
現代:優秀な人材を科学技術、政治、産業界に投入、科学⇒知 技術(技能)⇒能力
全知全能と神の愛 「この宇宙的な力は、愛だ」A.アインシュタイン
「愛のために私たちは生き、また死ぬ、愛とは神であり、神は愛だ」
1) この力は、あらゆるものを説明し、生命に意味を与える。
2 世界を癒すエネルギーは、高速の二乗で繁殖する愛によって獲得することができ、愛には限界が無いため、愛こそが存在する最大の力である。
3) 私たちはまだ、この惑星を荒廃させる憎しみと身勝手さと貧欲を、完全に放棄できる強力な装置、愛の爆弾を作る準備はできていない。しかし、それぞれの個人は自分の中に小さな、しかし強力な愛の発電機を持っており、そのエネルギーは解放されるのを待っている。(全文:http://www.owaki.info/shiryo/Einstein/letter.html)
人類は神(親)の下に一家族であり、兄弟姉妹。
皆、自分だけの神だと思い、真の神から外れ、偶像を信奉し、争っている。神自身を紹介する教師が必要!恩師:父母・兄弟⇒保育園・幼稚園初等・中等・高等教育⇒社会人
「科学無き宗教は盲目であり、宗教無き科学は不具である」
創造性 イノベーション、芸術、趣味を持つことの意味 国際医療融合協会
2、科学の探求
1) 事実⇒仮説⇒検証
F.ベコン 4つの偶像 フッサール、無・空
何のための科学か?
電動自転車と自動車 資源の枯、宇宙船地球号
科学と価値 「科学の統一に関する国際会議」1972年11月NY
科学のための科学、産業のための、国の安全保障のため、幸福のため科学、
医の倫理、原子力と平和
ガンジーの7つの社会的大罪
① 原則なき政治 ②
道徳なき商業
③
労働なき富 ④
人格なき学識
⑤ 人間性なき科学 ⑥ 良心なき快楽 ⑦ 献身なき信仰
例)深井社長(水)、渋谷社長(水中工事)
2) 原子力
原発の開発:マンハッタン計画:ヒットラー、開発競争
武器 〉安全 最初の原子炉、軽水炉⇒トリウム熔融塩炉が安全、理想的
オークリッジ国立研究所ワインバーグ 1954年航空用原子炉から始め、1965年には熔融塩炉実験炉(出力8Mwt)を完成させ、4年間事故無く運転。1970年初頭、大型熔融塩炉増殖炉(出力100万KW)を開発。1976年突然中止。『原子力への道』
その後停滞、2000年代半ば、オークリッジといくつかの大学共同で個別要素研究。2012年末、MIT原子炉でフッ化物熔融塩の照射実験を開始。
トリウム原発の特徴
(1) Puを再燃焼させて償却できる。:核燃料サイクルが停滞、PUの放射能の独生が半減に2万年以上、Puが下記兵器燃料となる。現状ではPuを消滅させるには、中性子を当てるしかない。高増殖炉はPuを増殖させるのでさらに問題が拡大。
(2) 安全性: 固体燃料のような事故は起こらない。高温体圧、放射能は1000分以下。
(3) トリュウムは大量に散在。
3)世界の動向:
(1)IAEA(国際原子力機構)
2016.10.31から4日間、ウイーン本部でトリウムを用いた熔融塩炉に関する国際会議を開催。研究開発の加速に向け議論。約20ヶ国参加、トリウムに関する国際会議は初めて。「熔融塩炉は、高温が可能で高能率。安全性も高いので、今後、IAEAは。予算化を図り、熔融塩炉に関する国際プロジェクトを開始する」。
(2)米国の近況
2015年末、米国エネルギー省は、新型炉の商業化を促進するため、GAINプロジェクトを開始:熔融塩炉、高温ガス、高速炉の3つを選定。2016年1月にそれぞれ40億円の政府資金拠出を決定(まず初年度6億年拠出)、資金の受け皿:米国電力中央研究所、オークリッジ、テラパワー(ビルゲイツ子会社)1970年代から停滞していた熔融塩炉を開会。2017年1月米国下院、超党派で先進的原子炉技術開発、その許認可と商業化促進を目的に法案を可決。
(3)中国の開発計画
2010年3月、トリウム熔融塩炉プロジェクトを開始、「中国に豊富にあるトリウム、高温で水素製造にも適している」。イノベーション2020(先端開発研究プロジェクト)の1つ。中国科学院上海鷹揚物理研究所(SINP)が担当。現在、SINAPを中心に7機関の研究員を統合して、Advanced Nuclear Energy Institute (ANEI)という。MSRに特化した組織で開発を進めている。その陣容は、2016年時点で700名。プロジェクト予算は、2011年から2018年までで約350億円であり、さらに2015年から3年間に、上海市より18億円の支援も受けている。SINAPの最初の実験炉 (熱出力10MW)は、2020年頃に臨界の予定。平行して開発を進めているトリウムフッ化物熔融塩を液体燃料として用いた熔融塩実験炉(熱出力2MW)は2020年頃に臨界の予定.2025年頃に電気出力168MWeの発電実証炉2基を建設する。その一基が熔融塩炉TMSR-LF2である。この時点で、小型炉市場に参入できる製品化が完了する予定。
*5)欧州の状況IFの活動、(6)ロシアの状況、7)チェコの状況、(8)英国の状況(9)カナダの状況、(11)インドの状況、(12)韓国の状況、海外の状況の詳細ついてはサイトをご覧ください。
3、 第三の道(賛成、反対を越えて、共に生きる道)
1)人体構造に学ぶ
左・右手足⇒胴体⇒頭⇒心(知情意情念)
動・静脈:胃・腸・肺・心臓・肝臓・腎臓・膵臓:循環と排泄
交換・副交感神経:促進と制御
人体構造⇒科学文明
60兆の細胞は全体と有機的な隣がり、循環と貯蓄、排泄:永続
癌・器官http://www.nedo.go.jp/・細胞の故障、全体と部分。経済学との関連
空気・日光・水・土地、衣食住
2)原子力、⇒エネルギー問題
原子力(ウラン原子力、熔融塩炉トリウム、核融合)化石燃料(石炭・石油・メタンハイドレート)、再生エネルギー(水力・バイオ・風力・太陽光)、水素エネルギー、他、トリウムはそのひとつ
3)第3の道への条件
(1)共通ビジョン・目的・真の愛
(2)幅広い視野、世界観、比較文化論的アプローチ、理解
自分も相手も客観化、相対化、長所・短所
(3)結果に対する悦びと責任、未来のために!
(4)自立(公転・自転) *(1)~(3)は全体目的、(4)は個体目的
Ex. :憲法、日韓関係、朝鮮半島の対立、中東紛争ほか
結びに:
「科学技術の行き過、社会科学の怠慢、哲学の貧困、宗教が死んでしまった。」
(1973年11月東京 第2回ローマクラブ総会)
「技術者の問題よりも政治家の責任:政治家としての資質:「情熱、責任感、判断力」M.ウェーバー、日本の国家目標、国家戦略、ビジョン、政治哲学が必要