健康を考える   

PCと人体の類似性
 ここ2年間、皆様にご無沙汰がちになっています。その半分はメインのデスクトップ
コンピューター(PC)の修復に費やさざるを得なかったことです。昨年マイクロソフト
MS)のスタッフのアドバイスでPCを奇跡的に復元、ここ1年間、PCは良く働いて
くれたが、最近またしばしば不都合を起こすようになった。メーカーのNECOS
提供元MSのスタッフと相談して復元に
大半の時間を費やしてしてきた。
2月24日、小生は、完全な復元の賭けに出だ。結果は、復元は不可能であった。
マザーボード(PCの母体)が老朽化していたためであった。NECスタッフは、「この
機種は2019年に生産は終了しており、修理は不可能」とのことであった。MS
忠告を無視した冒険が裏目の出た訳である。とうとうPCを死へ追いやり、慚愧に
堪えない。自らも隔日に通院している身だが、びょう気との共生をしなくてはならない
なと反省させられた。 
 実は、この日、小生は、トータルクリニック銀座小林常雄院長と健康相談をして

帰宅したばかりであった。小林医師は西欧近代医療だけではなく、東洋医学の根
幹もマスターされており、人体の仕組みついても深い知識がある。PCの修復に完
全投入していた小生は、PCの修復は人体の治療と全く同じであることを改めて深く
悟った。人体と同じく、故障したPCは、リフレッシュできる。いろいろな不都合が生じ
ると、いくつもの修復の手口も学んだ。それは医師が人体の不都合(病気)を診断し、
薬や生活習慣の改善のアドバイスを与えるのと同じである。PCも時には部品を入れ
替える必要があるように、人体も臓器の入れ替えすることもある。我々はいろんな
ウイルスと共生している。生まれながらに備わった免疫性でこれに打ち勝っている。
PC
の世界でもウイルスに侵されるので、いろんな防御策、ソフトが組み込まれている。
PC
を流れる電流、これを統御するOSOperation System)の一つがMSである。
無償のOS、UNIXもある。坂村健(東大名譽教授)氏が開発したTRONは、ビジネス・
オリエンテッドなMSより、OS統合の高邁な精神で作らあた、ふ遍性性のあるOSである。
日ほんの経済産業省、日ほんの企業が日ほん発のこのすぐれた技術を守り切れず、
米国通商代ひょお表部の圧力に屈したのは誠に残念である。
 PC
に無駄な機能は一切無い。人体も生まれながらにふひつようなものは一つも無い。
PC
が故障したり、人体がびょう気で寿命を縮めるるのは、大概、ふ自然な生活をする
からだ。現代びょうと言われる生活習慣びょうがまん延しているのは、如何に我々は、ふ自然
な生活をしているかの証拠である。
 小生がPCと人体構造の類似性に感動をもって悟ったのは、ここ6年間、限りなくPC
を愛したからである。人形、ふでやペットの供ようをする人もいることもうなずける。「PC
よ!長年ご苦労さん!いろいろ酷使してごめんね!PCの修復に力を貸してくださった
皆さま、ありがとう!」というのが小生の偽らざる心境である。

 
身近に解決策がある。
先日の土曜日(3月7日)NHK「かねお君」で放映していましたが、シミや汚れは身近な
食材で、生地も傷めずきれいに落ちることを知り感動しました。
墨は米ぬか(でんぷん)で、しょうゆは大根(タンパク質分解)で、油(てんぷら)はキュウリ
(脂質を分解))で、カレーの汚れは、胃腸薬(食べ物を酵素が消化)ですっきりおちる。
小林先生の免疫性回復の自然治療法とまったく同じです! 2019年11月他界された
NYの心臓外科医、廣瀬先生
は過去20年間、まい年春・秋の2回はらいにちされ日ほんの
医療改善のために貢献されました。先生からいただいた、「世界の医療事情」というほんがあり
ます。先生は世界中、アフリカ、南米は、南極大陸を含め、世界の医療事情を隈なく現地
調査されました。それは、「近代医療はお金がかかり過ぎる。金持ちしか救えない近代医療
ではだめだ。副作ようも深刻だ!神樣は地元に薬草を準備くださっている」との信念で、
医は仁術、医食同源を地で行った方でした。自然を生かした東よう的伝統医療と人工的に
探究してきた西欧近代医療をゆう合して、新しい健康医療を創造すること、これもほん然の
世界への復帰現象の一つでしょう!  

 
  
 発明原理:等価変換
多くの発明、発見は、人体構造(原意識)との相似性、共振の瞬間に忽然と現われる。長年続いたプロジェクトXや夢の扉等の番組の幾多の事例でも明らかである。
創造の原理を学問的に探究した市川亀久彌氏(元同志社大学教授)は、これを等価変換の原理と呼んでいる。今は、1000人以上の社員を抱え、年商895億の大企業WACOMの元を作った村上東氏(初代社長・東おく大出身)に「コードレス・ペンの発明がどうしてできたのか?」を聞いたことがある。

  氏は日夜研究していた折、ある日、帰宅の途上、すでにあたりは真っ暗になった夜道を歩い
ていた。後ろから自動車のヘッドライトが照らす。前方の自転車のバックミラーが反射して赤く光っ
ていた。そこで彼ははたと悟ったいう。 我々は、外の「景色が美しい」と感動するが、実は自分の
中にそれを理解できる原意識・現映像がすでにあるからであって、感動は外界と原意識との共
鳴共振現象に過ぎない。「名ピアニスト、名作家、名人。聖人と言われる人々は、自分の潜在
的可能性を引き出さした人々である。」ということである。

   小生は先日、国際ズーム会議にスピーチを依頼され、脚下照顧無知のをメインテーマにプレゼンテーションをした。 現代の危機は人間の既成概念(古いパラダイム)で行き詰まりであること。したがって問題解決の鍵は、新しいパラダイムを発見することに尽きる。それは、今までの外界に解決を求めた時代と全く異なり、コペルニカス的転換、文明的大転期にある。脚下照顧、外から内へ、自らに学ぶこと、すなわち、人体の仕組みに学び、人間生活(自然、社会、精神)の生き方を変えることあること を深く悟った次第である。

  5~6年しか持たないPC比べ、人体はいかに素晴らしい器械であることであろうか?
60キロを超す体重の重さも全く感ぜさせず、エアコンよりもすぐれた体温自動調節をして
くれる。いかに人間は素晴らしいかをびょう気になってそのあり難みを痛感するこの頃である。 

                                        大脇準一郎