慎んで憲法記念日のご挨拶を申し上げます。

占領下に占領軍の主導のもとに驚異的な速さで米軍によって作られた憲法、
日本が2度と連合国に立ち向かうことのなように、再武装禁止から大和魂の根絶
を図ること、米国の自由と民主主義、人権を正義との信念でおしこみました。
その徹底した理想主義に賛意をしめす有識者も少なくないことは知っています。

ただノーベル平和賞をもらったチエンバレンや金大中氏の例もあるように、平和
主義の危険性には、十分留意すべきと思われます。

いま大切なことは、賛成するにしても、反対するにしても国民的合意を形成する
努力をすることです。カトリックの法王の選出において”コンクラーベ”に学ぶ
ことも必要かもしれません。
2002年、小生が新谷文夫(㈱日本総研創発センター所長)氏と未来構想を立ち上
げたのもそこにあります。⇒http://www.miraikoso.org/aboutus/index.html

M.サイデル教授のディベート授業には感心しますが、サイデル教授に優るとも劣
らないデイベ-トの達人が日本にもいらっしゃいます。井関利明先生です。

実り豊かな憲法論議を願ってフォーラムを開催しました。2012年12月13日のもの
ですが、憲法論議の枠組みは変わりません。
今日に記念すべき日、皆さまに再度お送り申し上げます。

           5月3日         大脇 準一郎  
     
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
テーマ:「 真の平和へのコンセンサス造りを目指して
          ─ 護憲・改憲を超えて ─ 」
当日のパンフ、資料、概要はこちら⇒
http://www.miraikoso.org/before/21Vision/3visionkenpo.html

長嶋朋爾氏の憲法論はこちら:http://vision.gci21.org/
このサイトの長嶋さん映像のある、すぐ下の青くなった文字をクリックすれば長
嶋の論文を直ぐに見ることができるようにしています。
⇒ http://www.e-gci.org/vision21/12.13_11papers.html

慶應の加藤先生の論文は長嶋さんの論文の後に続いています。

また画面で容易に見えますが、加藤先生の講演の一部は長嶋さんの画像の下にあ
る加藤先生の画像をクリックすれば視聴できます。DVD2枚の完全版2000円このサ
イトより申込できます。(info@shu16.com)。

司会をされた井関利明先生(慶應大学名誉教授)が開口一番「今日は早慶戦!」
「情熱の早稲田対合理性の慶應の戦い、早稲田の熱血の前に自分も叱られている
ようだった!」とコメントされ、名司会が始まりました。井関先生はサイデル教
授に勝るとも劣らない名司会者です。慶應の総合科学部、藤澤キャンパスを造ら
れたのはまさに井関先生です。

野球の早慶戦だけではなく、知の戦いも面白いと思いました。双方とも非常に重
要な論文です。ぜひご一読、ご視聴ください。先日の早稲田の同窓会、慶應や、
東大のOBもゲストして参加してくれました。知らぬ間に早稲田のタコつぼに入っ
てドロドロの人生劇場になる危険から脱却する為にも、慶應の知的センス、東大
の論理的厳密性には学ぶべきでしょう。

憲法記念日の今日、小生は集会に参加するよりも、皆さまに書いています。右翼
化傾向と隣国が批判しますが、ごく一握りの左翼勢力が「窮鼠猫を噛む」のことわ
ざ通り、隣国と連動して窮地を挽回しようとしています。右翼と言われる多数
の良識派も、今までの日本思想ではこれからは対処できません。日本人は富士山
の傘の下、天皇陛下の家にすっぽり入ってしまって、普遍を考えることが出来な
いことが深刻な問題です。日本民族は果たして普遍と向き合えるのか?一神教と
多神教の問題、これは今、論じられている土俵では解決のめどのがつきそうにあ
りません。先日の「靖国問題」や「島嶼国家日本の使命」は、そんな気持ちで書
いたものです。参考⇒ http://www.owaki.info/

安倍首相はプーチンや習主席のように強いリーダシップでゆくのでしょうか?
それにはそれを支える強固な党、支援団体が必須と思われる。マスコミの論調に
右往左往する政治屋が多い今日、危い未来を感じるのは小生の取り越しぐろうで
あろうか?

去る2月、大統領就任式祝賀会に招待を受け、訪韓しましたが、長女の自宅の近
くに高麗大学があり散歩がてら見学しました。 1960年4月18日、李承晩大統領
の選挙の不正に高麗大の学生が講義し多数の犠牲者を出した。翌日ソウル大を始
め全国に学生の抗議活動は広がり、李承晩政権打倒のきっかけとなりました。大
学のキャンパス中央にはその記念碑がある。早稲田と姉妹関係にあるが民族主義的と
言い良く似ていることを改めて痛感しました。
http://www.upf.cc/~owaki777/2013.2.25hokan/2013.2.25
                                         以 上

=======================
大脇準一郎
  書斎:〒181-0001三鷹市井の頭2-26-35ー120
    E-mail; junowaki@able.ocn.ne.jp Tel&Fax:0422-26-7980
   SB:080-3350-0021  WC:070-6476-0076
    大脇提言:http://www.owaki.info/ Skype:junowak
   

[e-mirai][00738] Re:「靖国問題の普遍性を問う」に対する感想

大脇準一郎 先生、先生の熱き思いが伝わって参ります。
『「存在とは個物である」との西欧近代の存在観だけではなく、「存在とは関係
性(連体)、家庭である」という東洋的伝統と融合すべきときであると思う。』
・・・・同感です。
デカルト=ニュートンの還元論に対して、世界は際限なく基本的構成要素の集合
として理解することは出来ないとするブーツストラップ理論(哲学)出てきた。
この世界観では、世界は相互に関連しあった出来事のダイナミックなネットワー
ク(Web)とみられている。このWebのなかでは、いかなる部分の特性も根
源的でない。それらすべて他の部分の特性に従うもので、その相互関係の全体的
調和がWeb全体の構造を決定する。
世界は独立した物体の集合ではなく、統合された全体のさまざまな部分の関係性
のネットワーク(網:Web)であり、日常体験から引き出された古典的概念
(空間、時間、物質、対象、因果律)はこの世界を説明するには適切でない。全
ての自然現象は、究極的に相互に関連している。感謝
(財)千葉県産業振興センター 、ソニーOB会役員

************************************************
大脇さん、日本人として人生のかなりの部分を日本ではないところで生きてき
たものとして、「主権回復記念日」などと言う記念日を国民的に祝うなんて、
想像もしていませんでした。敗戦の平和条約は「記念」すべきものではありま
せん。どちらかと言えば、「反省」すべきものです。そして、所謂「靖国問題」
に普遍性などは考えられません。我々に固有なものと考えるべきです。特に敗
戦の責任を国民的にとっていないからです。そして、自分自身、そのような
「無責任」な戦後の日本で育ったのではないかと反省しています。 
(外務省・国連OB)

************************************************
大脇先生 たいへんな力作をお送り頂きありがとうございました。
 たしかに、日中韓それぞれに国柄、人柄といいますか、長い歴史と風土のな 
 かで、えっと思うことにたびたび遭遇してきました。大脇先生のおっしゃる 
 ように、ここはしっかりと考えて思いを新たにしなければと存じます。
 これからも、いろいろご教示いただきたくお願い致します。

************************************************
大脇様  徹夜で書かれた文章、味わい深く読ませていただきました。
色々考えさせられる内容を含んでいるように思われます。
有難うございました。(国連OB) 

************************************************
大脇様、御提言、読ませていただきました。たいへん意義深い内容と感じました。
日韓中の東アジアが持てる使命、役割については共感いたしました。
では、どのような手段で西欧文明の行き詰まりを打開するのか、真の愛に生きる
ことへの道筋をつけていくのか、ここが難しいところですね。

大和撫子は凛として生きて咲きます。家庭、家族を愛し命がけで護ります。
平和を心の底から愛し、求めています。戦にはうんざりしているのです。

これからは、女性が戦いではなく愛と和の心をそっとしなやかに凛としてメッセー
ジしなくてはならないと思っています。

劇団天童はミュージカルを主体にして活動しています。
2012年12月9日公演の「アマテラス~和を誓った母~」にはアマテラス、スサノ
オ、ヒミコ、ヨミリ等の人物を神社伝承学の立場の方の文献を参考にさせていた
だき、和を誓った母アマテラスを描いた舞台作品です。人をひとつにする、神と
人がひとつになった時、和が訪れるというメッセージを送りました。又、「山椒
太夫」も原作説経節に基づき、涙、涙の家族愛、仇を許すという大きなメッセー
ジを送っています。ミュージカルだけでなく、語り芝居に仕立てて公演の行脚も
願っているところです。

特攻隊の演劇の芯にあるのは、家族愛なんでしょうね。演劇は、人の心に強く働
きかけます。大脇さんがご縁を取り持っていただけるようでしたら、有意義なコ
ラボができるかもしれませんね。和の心、真の愛をミュージカル、語り、絵本読
み語りで伝え続けてまいります。大脇さんのご健康をお祈り申し上げます。劇団
天童・天童芸術学校浜島代志子                  他ご感想
ありがとうございました。