免疫力とは何か? インタビュー

小林常雄医師 
インタビュアー:金木亮憲


日時:2020年11月21日午後2時~5時
場所:Boks Holistic Clinic Tokyo

  東京都中央区銀座3-4-1 大倉別館4階

 「健康ABC運動を始めよう」20200211講演資料
  病理学から機能医学へ─健康革命国民運動を!」 レジメはこちら⇒
   1994年鳥取県生まれ。鳥大医学部卒業後、国立がんセンター留学、京都大学院、東京大学院卒業。生化学を中心としたがんの基礎研究で東京大学で博士号取得。京北病院、IMHCクリニック、美浜クリニックで院長を務めた。
現在、銀座、神奈川、埼玉の医療現場で新しい予防治療を推進している。「人間はなぜ治るのか?癌からの生還」NHK放映、米総合医療学会で招待講演、「アチーブメント賞」受賞 、
 著書:『がんの正体がわかった! 「がん」は予知・予防できる』ほか  
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 小林常雄 医師 ボックスホリスティッククリニック  誠敬会クリニック銀座  美浜ホームクリニック ・ 国際がん予知予防センター長

西洋医学ではほとんど無視されている「免疫力」とは何か!(仮題)

最近、多くの新聞、雑誌に「免疫力」という文言が躍るようになった。新型コロナ騒動の中で、私たちの多くが「自分の身体は自分で護る(自己治癒力)」の大切さに気づき始めたからに他ならない。そして、コロナが去っても、必ず第2、第3のパンデミック、エンデミックが人類を襲ってくることも間違いない。 

 小林常雄 医学博士・統合医療師に聞いた。小林先生は、がん治療に40年の実績、その間に、一心総合病院副院長、京北病院院長IMHCクリニック院長、美浜クリニック・国際ガン予知予防センター長を歴任。2016年アメリカの統合医療がん学会で、TMCAについての特別招待講演を行い「生涯賞」を受賞された。 

がんの予知・予防に関して「画像診断」の100倍の精度を持つTMCA検診」を開発、これまで2万人を超えるがん患者に統合医療を実行してきた。小林先生は「がんを治すこと以上に大切なのは、“免疫力”を高め、がんにかからないようにすることである」と喝破する。

   医学博士・統合医療師 小林常雄氏

Q1.本日は「免疫力」について色々と教えて頂きたいと思います。本題に入る前に、
   今回の新型コロナ騒動を統合医療師の立場から俯瞰して頂けますか。

Q2.先生が昨年出版された、『がんの正体がわかった!~「がん」は予知・予防できる』(創藝社)
   が新型コロナ騒動の中で再び注目を浴びています。本書をお書きになられた動機を教えて頂けますか。

Q3.本書では「免疫力」について言及されています。そもそも、免疫力とはどのようなものですか。
   読者に易しく教えて頂けますか。

  先生は本書の中で「免疫対策は重要だが、西洋医学では無視されている現状」があると書かれています。 しかし、アメリカでは、日本ほど
  無視しているようには見えません。「免疫力」の考え方に関して、日本、アジア(「中医学」、「アーユルベーダ」、「チベット医学」など)、 
  アメリカ、ヨーロッパ(イスラムの「ユナニ医学」など)などで大きな違いがありますか。

Q4.先生は約20年前に名著『免疫力を高めるコツ50』(同文書院)を出版されました。この本を書かれた動機と、
   本書のエッセンスを読者に易しく解説頂けますか。50のコツとはどのようなものですか。あれから20年経った今、
   項目50には変化がございますか。

Q5.話を転じます。先生は、本書の中で「がんは、発がん物質と食生活習慣と関係の深い生活習慣病で、
   細胞の中にあるミトコンドリアを壊す病気である」と言われています。読者に易しく解説頂けますでしょうか。

 先生は「がんの予防・予知」のために、「TMCA検診」を開発されました。読者に、そのエッセンスを教えて下さい。
 先生は「がん報知機をなぜつけないのか?」、「がん細胞はあなたが育てた“不良少年”」と言われています。

Q6.昨今西洋医学で「未病」という概念がクローズアップされています。しかし、一方で、
  これは本質的な予知・予防(1次予防)ではなく、あくまでも2次予防であり、いわば「がんが出てくる
  のを待つがん検診」のようなものだとも言われます。先生はこの点に関してはどのようにお考えですか。
                                                          

Q7.最後に、読者にメッセージを頂けますか。先生は治療の傍ら、多くの講演を行っているとお聞きました。
   その中で最も大事にされていることを教えて下さい。

                                 記者 金木亮憲 

金木亮憲(KANEKI RYOKEN)プロフィール 2020.8.21

経歴

1976年中央大学法学部卒。大日本印刷株式会社を経て、1981年にサイマル・インターナショナルに入社。
先進国首脳会議、IMF総会、ICPO国際会議、日中閣僚会議等多くの国際会議に参画。在職中に中曽根元総理
東欧諸国訪問団随員を経験。1998 年大手ヘッドハンティング会社イムカに転じ、執行役員(企画部門)、
医薬・バイオ人材紹介事業部長、中国人材紹介事業部長を歴任。2009年から2015年まで国連支援交流協会ASEAN-JAPAN支部副支部長


     

現職 【記者】取材対象者の真意を理解、優れたコンテンツを編集、文章化して読者に届ける。

   (株)データ・マックス 東京編集委員(元東京支店長)、日本ビジネスインテリジェンス協会 広報担当理事、
   国連経済社会理事会認証NGODEVNET INTERNATIONAL”広報担当参事。

「政治・社会・教育・文化」、「日中文化」、「健康」等に関する話題を中心に取材、執筆。並行して「書評・レビュー」欄を
 担当。執筆新聞・雑誌・ネットとして『I.B NEWS』、『I.B TOKYO』『I.B HEALTH CARE
(データ・マックス社:インターネット報道協会会員)、『中国NEWS』(日中通信社)、『日本新華僑報(新聞)』(新華僑通信社)等多数。

【対象】首都圏在住の政治家、学者、経済人、文化人。近々では村上誠一郎元国務大臣・衆議院議員、小沢一郎衆議院議員、
     平野貞夫参議院議員、浜田和幸参議院議員、川内博史衆議院議員、鳩山友紀夫元内閣総理大臣、原田泰日銀審議委員・
     早稲田大学教授、小峰隆夫法政大学大学院教授、評論家佐高信氏、高橋憲行(株)企画塾代表、伊東順二東京芸術大学教授、
     柘植喜冶千葉大学大学院教授、安井一彦日本大学理工学部准教授、孔令傑(一社)日中商務促進会会長・清華大学日本校友会元会長、 
     徐静波中国経済新聞編集長、守屋英一内閣サイバーセキュリティセンター上席分析官、前田典彦(株)カスペルスキー
     チーフセキュリティエヴァンゲリスト、竹迫良範SECCON実行委員長、ロッキー田中 写真家、岩佐倫太郎 美術評論家、
     永山久夫 食文化史研究家、山内ジョージ 漫画家&絵文字作家、小山嵩夫日本サプリメント学会会長・医師、小室裕一
     首都圏新都市鉄道(株)代表取締役専務、青木貞茂法政大学教授、佐々木良一東京電機大学教授・内閣情報セキュリテ
     ィ補佐官、鵜飼裕司(株)FFRI代表取締役社長、清水則之沖縄・名桜大学名誉教授、野口悠紀雄早稲田大学ファイナンス
     総合研究所顧問・一橋大学名誉教授、古田貴之千葉工大未来ロボット技術研究センター所長、安冨歩東大東洋文化研究所教授、
     小幡績慶応ビジネススクール准教授、小林節慶応義塾大学名誉教授・弁護士、田川辰也西南女学院大学教授・医師、
     藤間秋男TOMAコンサルタンツグループ代表取締役・公認会計士、神田良明治学院大学教授、片山杜秀 慶応義塾大学教授、
    千葉眞国際基督教大学教授、青井未帆学習院大学法科大学院教授、榊原英資元財務官・青山学院大学教授、丹羽由一静岡産業大学教授、
    服部茂幸福井県立大学教授、武田晴人東京大学大学院教授、柳澤協二元内閣官房副長官補、山下祐介首都大学東京准教授、
    パトリック・W・ガルブレイス 文化人類学博士、すねやかずみ 角川国際動漫教育台湾校教務総監・漫画家、田中英彦情報セキュリティ
    大学院大学学長、土屋大洋慶應義塾大学大学院教授、松尾豊東京大学大学院准教授、
伊藤真法学館憲法研究所所長・弁護士、
    永井忠孝青山学院大学准教授、長谷川順一(株)Preferred Networks CSO&松元叡一同リサーチャー、菊池英博日本金融財政研究所所長、
    鈴木宣弘東京大学大学院教授、郭洋春立教大学教授・総長、山本豊津『東京画廊』社長、鷲田祐一一橋大学大学院教授、
    室井尚横浜国立大学教授、エベール・グザヴィエ博士  マンガ研究家、吉見俊哉東京大学大学院教授、峯岸進日台OBネットワーク会長・
    TJPO
(台日産業連携推進オフィス)特別常勤顧問&坂井賢司TJPO顧問、松林薫報道イノベーション研究所代表、山田正彦元農水大臣・弁護士、
    井手英策慶應義塾大学経済学部教授、岡田憲治専修大学法学部教授、島田卓(株)インド・ビジネス・センター代表取締役社長、
    竹村公太郎(公財)リバーフロント研究所 研究参与、吉 川洋東京大学名誉教授・立正大学教授、上村雄彦横浜市立大学教授、
    姚勝旬貴州大学名誉教授・上海師範大学教授、山口栄一京都大学大学院思修館教授、明川文保 DEVNET INTERNATIONAL
    世界本部 総裁・(一財)東久邇宮文化褒賞記念会代表理事、岡本     裕一朗玉川大学教授、藤巻健史参議院議員・経済評論家、
    川島真東京大学大学院教授、髙橋透早稲田大学教授 ➡

    井上智洋駒澤大学准教授、髙木純夫(公財)日本漢字能力検定協会 執行役員、大村浩次(株)アパマンショップホールディングス
     代表取締役社長、五十嵐勝 元中国留学生後援協会会長、寺島隆吉元岐阜大学教授・国際教育総合文化研究所所長、森本あんり国際基督教
     大学学務副学長、関満博一橋大学名誉教授、伊藤 敏朗東京情報大学教授・映画監督、木下諄一・作家(台湾在住)、盛田陽一 ソニー・
    太陽(株)代表取締役社長、山下達夫(福)「太陽の家」副理事長、大西義威 元ダイエー福岡3点事業専務取締役、沈才彬 多摩大学大
    学院フェロー、田中道昭 立教大学ビジネススクール教授、進藤榮一筑波大学大学院名誉教授、市川周 一橋総合研究所CEO・「白馬会議
    」運営委員会事務局代表、藤井聡京大大学院教授、高橋一生元国際基督教大学教授、飯田哲也環境エネルギー政策研究所所長、村田光平
    元駐スイス大使・東海学園大学名誉教授、來住尚彦ART FAIR TOKYO 代表理事、中尾茂夫 明治学院大学教授、木村朗 鹿児島大学法文学
    部教授、加藤春一(一社)縄文道研究所 代表理事・東京エグゼクティブサーチ 顧問、後藤俊夫(一社)100年経営研究機構 代表理事・
    日本経済大学大学院特任教授、中川十郎 日本ビジネスインテリジェンス協会会長・名古屋市立大学22世紀研究所特任教授、松尾匡 立命
   館大学経済学部教授、浜地道雄 国際ビジネスコンサルタント、吉村吉博 ()日本統合医療学園 理事長・学長、周瑋生 立命館大学政策
   科学部教授、黒瀬直宏(特非)アジア中小企業協力機構 理事長、栗原聡 慶応義塾大学理工学部教授、谷口誠 元国連大使・元岩手県立大
  学学長、村石恵照 武蔵野大学客員教授・光輪寺住職、渋谷祐 エナジー・ジオポリティクス代表取締役、山川悟東京富士大学経営学部長、
  森下卓棋士九段・日本将棋連盟常任理事、小原雅博東京大学大学院法学政治学研究科教授、他多数。

  【講演】「一流のキャリア形成 日本ビジネス社会の建前と本音」(東京大学工学部)、「留学生キャリア形成・新時代」(東京富士大学公
   開講座)、中国有力大学日本校友会、日本語学校、他多数。

     

 活動

【海外取材‐文化交流に尽力】

2009年から2015年まで国連支援交流協会ASEAN-JAPAN支部副支部長として日中間のビジネス連携促進に尽力。
 中国人留学生4千人の父・五十嵐勝 日中友好記念交友会顧問。
 上海、南通、烏鎮、内蒙古自治区、吉林、北京、新疆自治区、西安、長春、延吉、貴陽等を訪問して、
 日本語教育・キャリア形成・大学提携・都市提携等をテーマに大学教授、
 地方政府幹部と意見交換。訪日「医療検診ツアー」代表団等の活動を支援。
 

近々の海外取材は惠木教文台湾NTT総経理(2017台北)、山本幸男台北市工商会・台湾日本人会元総幹事(2017台北)、
 台湾政府招聘日本ブロードバンド推進協議会視察団 随行(2017台北)、「夏目漱石没後百周年記念シンポジウム」
 (2016上海・復旦大学)、「COMPUTEX Taipei 」(201519台北)、クールジャパン・漫画&アニメ戦略の旗艦
 「角川国際動漫教育」(2015台北)、蔡鴻賢 東方線上股份有限公司 執行長(2018 台北)、黄漢唐 中華民国対外
 貿易発展協会 展覧業務処 処長(2018 台北)、林立萍 台湾大学日本語文学系教授・日本研究中心主任(2018 台北)、
 第25回「中国楊凌農業ハイテク成果博覧会(CAF)」訪中団(団長は鳩山友紀夫元内閣総理大臣)随行(2018 楊凌・西安)、
 荘月清「台日産業技術合作促進会(TJCIT)」理事長・弁護士・常在国際法律事務所 顧問(2019 台北)、近藤裕敏
 「台北市日僑学校 」校長(2019 台北)、台湾大学「プログラミング授業(竹中温雄先生)」視察(2019 台北)、
 日中生態都市視察団(団長:周瑋生 立命館大学政策科学部教授)随行(2019 浙江省)、「世界言論人会議(100カ国
 から500人招聘)」(「WORLD SUMMIT 2020in Seoul)、他多数。

  【企画協力したプロジェクト】

清華大学日本校友会創立90周年記念シンポジウム、清華大学サイエンスパーク&日本企業交流会、上海交通大学訪日団&
 日経BP社意見交換会、ハルピン工業大学日本校友会創立80周年記念祝賀会、 清華大学、上海交通大学、北京大学の3校友会共催イベント他。
 
                                    以上。

もっと見る⇒ アルツハイマー病の革命的治療法  ed.
 台湾に学ぶ コロナ体対策   秘策 

参考情報

免疫力を高めるには (養命酒作成) 

新型コロナウイルスと免疫の重要性 (世界各地に感染が広がる新型コロナウイルス(COVID-19
              について、医学博士佐藤良也先生にお話を伺いました。)

 コロナは文明の大転換を迫る黙示 2020.10.29
敵対から融和の時代へ! 2020.3.15
「病理学から健康医学へ」 20190615
日本文明は、西欧文明の病を癒す!」 20181001
「がんの予知と予防」

大脇の感想:(記述中)

世界観、戦略思考に欠ける日本人:
 先週末、コロナと免疫治療を巡って、某医師とジャーナリストとの白熱の対談
をアレンジする機会があった。その3時間を超える議論を聞いて現在まかり通っ
ている常識の陥穽、今、医療の何が大切か、腰を抜かすほどの驚くべき新鮮な内
容であるが、その紹介はこのインタビュアーの腕に期待することとして、小生は
その背景にある、日本の問題点を痛感した。
 米国では、問題化解決のためには、必要と思われる各分野の人を集め、総合的
に検討している。問題解決型(プロブラム・オリエンテッド)は必然的に総合的
であらざる得ない。専門性はそのための手段の一つに過ぎない。ところが日本で
はコロナ対策では公衆衛生学者が主でウイル研究・患者の治療にかかわる医者の
声がほとんど聞かれない。米国は何が善で悪か、価値観をしっかり立て、目標を
設定し、目標達成の戦略を確立し、目標を達成することを最優先する。ところが
人間集団中心の日本は、科学的事実や、何が正義なのか基準もなく、学歴、名声、
経緯が幅を利かせ、世論に引きずられ政策はそれを追ってただ漂っているだでけ
のようのに見受けられる。
 第2次世界大戦で日本はなぜ負けたのか?その根本的反省もせず、一億玉砕の
軒昂が一夜にして一億総懺悔に代わってしまい、その本質を追求しようとさえし
ない。現実的。科学的には無謀な戦争な日本はなぜ走ったのか?敗戦色濃い戦場
の情報を握りつぶし、景気の良い大本営発表を続け、より多くのの国民の命を犠
牲にした。昨今の財務省、文科省を始めとするデータの改ざんも事実や正義より
は集団第一主義、和の文化の行き過ぎの負の面である。 
 今コロナの対策においても実証的科学的現実を無視して声の強い方へ流れてい
る。和の文化(高度信頼社会)の日本にプラスに働くときもあったが長所は短所、
コインの表もあれば裏もあることを知るべきである。国粋主義にはまるのでは無
く、「世界の中の日本と」して日本の和の文化が世界にどう貢献できるか?その
長所を生かす道、また同時に和の文化の弱点にも注意を払い、これを補うために
他国の長所からも積極的に学ぶことも薦めたい。