国際農業開発アカデミー設立第3回準備会 Memo 

平成31年3月29日(金)午後2時~5時半
㈱データ・マックス東京支店会議室
       
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【司会山下】設立準備会の第三回を始めます。私は株式会社シンクアップの山下と申します。
 では、大脇さん どういう御立場でしょうか そのあたりから始めて下さい。

【大脇】私は、準備事務局の責任者という立場とします。国連の認証を受けるまでは、私どもの組織は「準備会」ということにしていきます。

【司会山下】では準備会ということで、きょうの会を進めていくことに致します。
大脇さんからアカデミーの説明その他をお願いいたします。それから何人かのコメントを頂くことになっています

【大脇】ハワイ大学の吉川先生が御令姉が急死され出席できなくなりました。オイスカの渡辺副総裁もまだお見えではないので、私の次は中川先生からお話頂くことにしましょう、それから質疑応答に持って行きたいと思います。

【司会山下】計画実現は坦々とした一本道ではありませんね 難産であれば、誕生の喜びも大きいのではないでしょうか。趣旨と経過説明を牧野先生の代理として大脇さん、お願いいたします。

【大脇】本日は牧野先生から設立趣旨説明をして頂くことになっていましたが、お知らせしたとおりで残念ですが、牧野光先生は今日29日(金)の準備会のために26日(水)に上京され、品川で打ち合わせを致しました。翌日午後1時、新橋でお会いする約束でしたが、駅前で転倒され、 救急車で慈恵医大へ入院、足の皿にひびが入り、全治一か月とのこと、介護のこともあり、牧野先生は昨日夕方、新幹線で、同じくご出席の予定であった富田浩之先生の付きそいの下、福岡に帰られ、昨日午後8時に手術を受けらました。現在は福岡の病院で手術後も入院を続け、療養されています。この思いがけない事故の後、牧野先生と同郷(鹿児島)の中川十郎先生と牧野先生との3者で相談し、予定通り準備会は開催することと相なりました。詳細は牧野先生のメッセージをご覧ください。

 ここ1年、小生、牧野先生の夢をフォローして来ましたが、夢を実現するにはリ スクは付きものです。小生、伊豆からの移転に際し、当初大半の書籍を郷里の鳥取の書庫に送るように梱包したのですが、牧野先生の大学設立協力のご依頼もあっ て、鳥取から大分に梱包をし直し、70箱を大分の宇佐市の大学予定地に送りました。6月1日から九州を拠点に活動する準備を進めています。時代を動かすには、イグニッション、ボランティア精神の重要性を痛感しています。小生の役割は、牧野先生の夢に結集できる人の輪を創る縁結びの役割と心得ています。
私が牧野先生の国際農業開発アカデミーをお手伝いをするようになった経緯(イキサツ)は、全くの偶然からです。小生の携帯電話は古いので一千軒しか入らず、新しい電話番号を入れようとしたら前の電話番号を消去せざるを得ず、重要な連絡先であってはと思い、できるだけ消去しても良いものか確認して処理しています。ランダムに選んだ電話が牧野先生で、幸いなことにすぐ先生が電話口にお出でになりました。国際農業開発大学の設立に奔走しているとのことでした。私のボランティア精神に火が付きました。「先生。お手伝い致します!」と。こういう御縁で始まったのですが、微生物、健康 農業から始まる世界は、我々にとって欠かすことのできない、命の根源だとわかり、それ以後 私の総ての力、人脈をこのプロジェクトの実現に投入してきました。
私は55年にわたってボランティアとして各方面のエスタブリッシュメントとお付き合いがあります。例えば原子力ですが、エネルギーも生活の最重要なインフラですが、それも政争の道具になっていまっています。私もエネルギーの問題に熱をいれて奔走した結果、結論だけ言いますがトリウム原子力も政策の一つとして正式に認知されました。 昨年は「原子力安全革命元年だと関係者の皆さんも喜んでくれました。()
大半の人々は自分の分野だけで精いっぱいです。同じ分野でもいれ違いになっていることがあまりにも多い。そこで私は人と人とのつながりを作るべく長年にわたって築いた人脈をフルに活用してプロジェクトを動かすネットワーク作りに邁進してきました。ここ3年 伊豆の山中に籠って著述に努めようと思ってきたのですが、牧野先生の話を聞くと居ても立っても居られぬ思いに駆られて、昨年1年、今年になってからは、一月元旦から、私の生活の時間すべては牧野先生のプロジェクト実現へ向け完全投入しています。それで先日2月10日と11日、泊り掛けで伊豆で会合を開催しました。これを受けて今回は三回目です
今後7月には国連の認証が下りる予定で、認証が下りた時点で正式にスタートさせ、一気に実現へ向かう予定と聞いています。それでは、お手元にお配りした牧野先生のメッセージをご覧ください
  
牧野光先生のメッセージ 「国際農業開発アカデミー設立に向けて、第3回準備会に当って」

  皆様本日は、日本列島各地より桜満開の便りが発表され、鶯の鳴き声がこだま する中、全国各地から、著名な先生方にお集まり頂き心より御礼申し上げます。
前回は2月に伊豆の大脇先生の百鶴苑にて、有意義な第2回準備会を開催させて いただき有難うございました。
 私の願いは、「地球に生を受けた素晴らしい私ども人間が、一人残らず悲しむ人の無いように喜び合いたい」のであります。「友の憂いに我は泣き、我が喜び に友は舞う。その一人に私はなりたい。」それが人間の特権だと思います。人間は食べなければ生きていけない。すべての生き物も同じです。地球に生きるすべ ての動・植物が生きる権利を有する基盤は、満たされた食にあります。医農同源の哲学はここにあります。経済の発展も技術の進歩も、精神の理想郷が根底にあ るとき平和な世界が生まれると思います。「鳥には鳥の道がある。魚にも魚の道がある。ゆえに人には人の道を進む大学を目指したい」と誓っています。
 私は一昨日、東京の新橋で転倒し、全治一ヶ月の診断を受けて入院致しました。
非常に心苦しいのですが、本日は出席できません。誠に申し訳ございません。最後に、今後の計画と資金の流れについて、一言ご報告申し上げます。
本年7月にグリーンハットインターナショナルは、国連本部よりECOSOC協議資格の発表をいただきます。これは、本日ご出席のオイスカインターナショナルの副 総裁であられる渡邉 忠先生のご尽力のお蔭でございます。心からお礼申し上げ ます。有難うございます。また、本年1月に大阪観光大学と教育提携を結び、 文科省認可の学校法人「国際農業開発大学」を大阪観光大学の敷地に設立すべく準備をスタートさせました。加えて、日本各地5カ所に分校キャンパス設立の準 備を進めています。
 資金の進捗状況につきましては、一つは農水省の、もう一つは文科省の、それ ぞれ国家予算を申請いたしました。加えて財団からの寄付金があります。その他、 篤志家からの個人献金の申し出と、企業献金の申し出も数社からいただいていま す。いずれにおいても、国連協議資格取得が力になると考えています。    
                           以 上         
   平成31年3月29日 
       国際農業開発アカデミー(IFDA) 設立準備発起人会代表
       NPO グリーンハットインターナショナル理事長  牧野 光

大阪観光大学との連携については 今日ご出席の予定であった赤木学長が元号制定の諮問委員となられ田関係で、欠席されています。
僭越ながら、」私自身はどういう立場からご協力をしているかを自己紹介させていただきます。早稲田大学理工学部で学んでいた頃、「物が溢れて物質的に豊かな時代となったが、心の内面的な充実が忘れられているのではないかと思うようになり、【人間関係心の豊かさこそ重要だ】と気付きました。」それで理科系から文化系へと大転換しました。蔭ながら、新潟の国際大学、筑波大学の創設のお手伝い、世界大学総長会議
(IAUP)の事務局長を3期担当致しました。大学こそ日本の未来、世界の未来がります。(注:)
人間には「夢」が必須です。先日「かぐやひめ」は6m四方の中に1mの誤差で着陸しました。科学は正直で嘘がありません。科学の世界のみならず、人の社会、内面世界にも夢は必須で、人々は平和や幸福を希求しています。人の幸福取って情緒・先入観は本質的要素です。まさに科学(知性)と文化(情緒)とは、車の両輪ですね。
私も6月1日から九州に行く予定です。相当リスクが予想されますが、大学造りの夢に賭けようと思っています。身銭を切って、手弁当でもボランティアでやるという人を数多く見てきました。大学創りに生涯を捧げた創業者を数多く知っています。牧野先生に今、一番必要なのは志を同じくする同志、人脈です。ぜひ皆さんもそれぞれの専門、自分ならではの力を出して頂きたい。今後とも御協力と御指導をお願い致します。

【司会山下】本日御参加の皆さんも牧野先生の志に共感を覚えていらっしゃると存じます。
廣野良吉先生も欠席です 廣野先生は国連開発計画のただ一人の日本人顧問です。現場で活躍されている方です。

廣野先生のメッセージです。
大脇先生、ご無沙汰重ねています。発会式のご連絡を拝受しました。
昨日インドネシアと東テイモールへの出張から帰京しました。SDGs2016-30が今年で3年経過して、我が国を含めて各国の実施計画の進捗状況を評価し、次の3年間の戦略の練り直しが始まっています。先の訪問国フィリピン、タ イ王国やマレーシアでの進捗状況では、ある程度の成果が政府によって公表されていますが、いずれの国々でも大統領選挙、議員の総選挙が実施される中で、意 気込みは立派ですが、その成果が未だという感です。 激励のための講演の旅で したが、日本大使館、国連代表部、アジア開発銀行などのご紹介もあり、各地で国会議員、地方議員、大臣を含めた政府要人、学者、市民団体代表、民間企業経 営者など、幅広く討議する機会に恵まれ、いたる所でいろいろ良い勉強になりま した。 途上国のSDGsに照らし合わせると国際農業開発アカデミーの目的、目標は重要であり、その設立に賭けておられる皆様のご尽力に脱帽する限りです。
今月29日の発会式は出張で、故郷の浜松へ行っていますので、残念ながら式に は参加出来ませんが。その成功と今後の進展を祈っています。  
 皆様によろしくお伝え下さい。

  成蹊大学名誉教授・国連開発計画顧問     廣野良吉

では,中川先生 お願いします。

【中川】大脇さんがニューヨークにいたころ、日韓米の文化比較というテーマでハワイ大関連で30年前に知合いました。当時私はニチメン・ニューヨークの副社長をしていました。
5年前、牧野先生とバイオの件で知合い、3年前 大分で施設とする候補の土地を見ました。日本から引き揚げたアメリカの工場の跡地、廃校になった小学校、事務所には警察署の跡、具体化したらいいと期待していました。私は商社に33年、そのうち20年はアメリカにいました。解発と企画を専門にしていたのです。新しい話は1000あれば実現するのは2つか3つ程度です、これが商社の感覚です。牧野先生の情熱は高く評価しています。ただ、詰めが甘い。皆さんのように経験のある人のアドバイスが必要でしょう。
今のままでは夢は実現できない。第一にカネです。カネがないと動かない。筑波大学の名誉教授がアジア連合大学を作りたいと始めたのですが、もう15年経ちますが、膠着状態で全然動いてもない。第一、カネがない。それで大企業にこの名誉教授と行ったのですが、カネは出ない。企業は利益優先、内部留保の積み上げにばかり熱心で。最大でも1000万円しか期待できない。日本の企業の全内部留保は500兆円ですからね。社員にも渡そうとしない。初任給20万円は20年前と全く同じで増えていない。寄付にはシブイ日本企業だ。
牧野先生の文章は良い、またアイデアと熱意は素晴らしい。しかし、地に足がついていない。構想倒れに終わる恐れもある。資金の進捗についても・・。
発想は良い、しかし実現はしない そこで皆さんの御経験で頂いて・・最初は大きく考えないで、とにかく 第一歩を踏み出すことが必要ですね。
文章はバラ色です 日本に五か所の分校をつくると。一つもできないのに、ですね・・(笑)。
商社から見たら夢想論です。私も30年近く大学に関与していますが あり得ないですね。欲張らないで まず一つ創ることだけを目標にして、それを育てて・・。
60億円という大きな数字が出ていますが。私も文部省に行きました、それは15年間出来ていない大学のことですが、まず最初に五億円、でも集まりませんよ。大阪観光大学の60億円の校舎、それよりも今ある建物を利用するのが良い。それから国連の経済社会理事会(ECOSOC)の承認を受けせれるという話は間違いないでしょうか?

【大脇】申請はしています。オイスカの渡辺副総裁が経済社会理事会(ECOSOC)のメンバーですし、トップの人に会って何度も念を押して下さっています。

【中川】それがとれれば、国連の認可ですか、認証ですか、一つの外部への信用度を高める手立てにはなりますが・・。」だからと言って、それがすべてではない。外国から人を入国させるにはビザがいる。学校も出来てもいないのに、留学というビザは出せないでしょうし・・。宿舎は? 資金は? 解決しておかなければならない問題は数多くあります。
まず言葉、文字、文章よりも具体的な存在を明示でくるものを作ることが第一です。たとえ10人か20人でも良いから、スタートすることです。それから大阪観光大学との協定の話も間違いないですか?

【大脇】私は大阪観光大学の人とは直接会ってはいませんが、牧野先生がおっしゃるには大丈夫とのこと。実は今日のこの会合にもご出席の予定だったのが元制定の諮問会議があって欠席されています。

【中川】私は商社で長年の経験を重ねてきました。情報には信頼度のランクがある。何といっても一次情報を信頼しなければなりませんね。人を通じての話では通りませんね。元国連事務次長明石さんの最高名誉顧問にということは確かめましたか?

【大脇】確かめました 久山純弘先生(元国連次官補)を通じて事情を聞いています。

【【棟田】あり得ません じつは国立博物館林 良博館長にお会いしました。・・・
牧野先生に頼まれて紹介してもらいたいと・・国連農業大学か国際農業開発アカデミーのしかるべき地位に就いてもらいたいので・・私がセットしました。そしたら
開口一番は厳しい言葉ですが「あなたは詐欺に加担しているのですか」でした。
明石さんと林館長は先週たまたま会う機会があって、「明石さんは国際農業アカデミーの最高顧問になるという話があるそうですが」と聞いたら明石さんは「そんな話は聞いたこともない」とのことでした。「俺がやるわけない」とも。国連の名前を使ったこういう話は一杯出てくるのだ。林館長からは「明石の名前を出すだけでサギだと思われる。私は牧野先生からは聞いていない。」館長に頼まれても絶対受けるなよ」、ということでした。
私は牧野先生から国内のことはあんまり聞いては居ません。私がやっているのはフィリッピン、トルコ、スリランカで通常のココナッツよりも10倍以上の収穫量がある。しかし発芽しないので組織培養で増やしていく。苗木の輸出は出来ない。国連の名前であれば流せるかと・・。これは安価なのでオイルメジャーとの対応も必要になるので、どうしても国連の名前が必要になる。・・この辺を館長に話したら、「日本の・・になるのなら・・でもそれなら別のルートがあるので国連に拘らなくても」と慰められた。
微生物も国境を消えられない。国連農業大学という名前でやれば、国境というバリアもある程度超えられるかと・・。フィリピンでの微生物はコメの栽培に収穫を増やしていける・・。稲穂の高さは1.5メートルにもなる。このバクテリアは水の処理能力も高い。これを世界に普及するベースにしたい。実際のプロジェクトをフィリピンで事業として立ち上げたい。それも国連農業大学と連携して・・。準備委員会が正式に発足したら、私も積極的に動けますが・・。海外で話を持っていくには発起人委員会でも準備委員会でも正式にできているということを担保として持っていきたい。林館長は 安倍さん菅さん農林官僚を束ねて日本の農水林の国家戦略を企画しています。だからこの人に中心的な立場で参加してもらいたいと思う。ハードルは高いが林館長に入ってもらいたい・・。

【中川】ココナツオイル売って 健康食品として 効果を測定する機械も出来ている。
それを基金として・・

【司会山下】ここらで自己紹介を

【棟田】海外でフィリピンやトルコなどでプロジェクトを・・インターナショナル・・という20数か国の40余りの組織で構成しているグループを運営しています。特殊な技術として「テラヘルツ」「テラ35」・・という技術で節電など・・
中川先生の紹介でフィリピンでイチゴを栽培したいと・・私自身は町の発明家と自認しています。

【大脇】明石さんのことも含めて ちょっとコメントしたい。国連No.3の久山先生が明石さんの話をしました。私は明石さんとはニューヨーク以来、長年のお付き合いをしています。久山先生の元は、明石さんは政治的な立場を考慮して発言しているかも知れない。明石さんは二度も国際農業アカデミーを国連に提案したが、国連参加国特に五大常任理事国の反対で提案は通らなかった。明石さんはこれだけはやりたいと言う思いだと牧野先生はおしゃっていました。牧野先生は遠山先生以来の沙漠化防止の実績を上げて大きな成果を上げています。中国へ多大の貢献をしています そういう実績を前提として、・・国連は実績重視ですからね・・。
もう一つ 私は世界の大學 日本の大学の総長会議の責任者として事務局長をやってきた。ミシガン州立大学は農業に力をいれている。副学長にご自宅にまで招待され、真剣な提案を受けた。「日本の農業大學、東京農工大学も、それだけのスタッフを持っているので世界戦略を持ってやるべきではないか、どうしてやらないのか?」と突っ込まれた。日本は持っている知的資源を世界のために活用するという世界を視界に入れたビジョンで進むべきだ。今、日本は何が一番重要かというと 首相中心でやっているようだが、政府官僚は各省庁の寄せ集め、省益だけを念頭に置いて縄張り争いだけをやっている。「省益あって国益は無し!」国家戦略何って出来っこ無い!ましてや世界戦戦略なんてからっきし頭に無い」こんな状況下で牧野先生の「農業を通じて世界の恵まれない人々に貢献したい!」との真情は心ある人々の共感を呼んでいるのです。

【中川】国連の誰が感銘しているのか 

【大脇】国連のECOSOC担当者一同です

【中川】貴方は許可か認証かを受けられると確信していますか?

【大脇】これもオイスカの渡辺副総裁のおかげです。
南米で渡辺先生にお会いして米州開発銀行のおカネを使って南米(メルコスール)の農業青年を育成する学校を立ち上げられました。より多くの人達のために有益なことを計画していると応援してくれる人は必ず居るものです。
農業で貢献してきた牧野先生ということが前提にあるから、大蔵省も前向きに検討してくれます。渡邉先生も米州開発銀行に行っていうおカネがあることが始めて分かったのです。そのおカネも日本が巨額の出資したお金です。「世界を良くしたい!」というネットワークで進みましょう!

【司会山下】中川先生と棟田先生にコメントを頂きました。ではオイスカ副総裁渡邉先生に牧野先生のプロジェクトについてコメント頂ければと思います。自己紹介も含めてよろしくお願いいたします

【渡邉】最初に出ました国連のステイタス、決めるのは国連だが九分九厘通ると思う。・・準備局とか一応 日本政府とかニューヨークの国連本部のNGO責任者に根回ししました。
時期の来るのを待つと時です。牧野先生の情熱と実績、実現に向けて協力したい。これを実現することは日本が世界に貢献することにもなるので微力ながらお手伝いしていくつもりです。私自身もガンジスのインド政府のビッグプロジェクトに御縁が有って、二ね名前に調印した しかしオイスカにはおカネがない。日本がスゴイおカネを拠出しているので、その巨額の資金が眠っているのです。そのおカネをいろんな国に猫糞されているのですよ。言葉は悪いが、返さなくても良いというところだけがいろんな国は魅力だと思って来ています。
中国含めて多数の国が使う。それでも日本の名前は全然出ない、インドでやる時は世界銀行にある日本特別基金を使うことにしています、一昨年六月 日本大使立会いでインド政府と調印しました。それで財務省に行ってことの次第を話しておカネを出してくれと、これは最終決裁権は財務省が握っている。世銀に預けているから世銀の中のプロセスを経由して最終的に日本の財務省に来ないと100%日本のおカネと言う。でも自由にならない。そこが難しいところです。いまイライラしながら待っている。おカネは有るのです 日本はアジア開発銀行にも有り余った資金を出している。どうしてそういうことやるかというと、1990年代に、アジア金融危機というのがあった。そのとき 宮沢政権、財務省は500億ドルをプールした。ところが金融危機が消えた。 そのオカネが宙に浮いた。財務省はどこかに置いておきたいとしてアジア開発銀行に拠出した。モッタイナイ だから日本の特別基金だと返さなくて良い、口実付けて使いたい。私は「オイスカは間違いない!」と財務省に言いました。

【棟田】それを国連農業大学が・・とは?

【渡邉】それも含めて・・正式に動き始めて・・だから「おカネはある」ということだけ申し上げる。それをどう引き出すか そこは相談と それはそれとして牧野先生は いちずにやっているので
 オイスカはおカネがない

【大脇】オイスカはODAで毎年、何十年も相当のおカネをもらっていますね それは実績と信用があるからですね。

【渡邉】いまは昔みたいにはいかない。 枠があるのとプロジェクト毎にしか出ません。外務省とやっているのはプラントでやっている。しかし外務省のおカネはたかが知れている。

【大脇】何億?

【渡辺】一件が5000万から6000万円程度ですよ

【中川】商社で支店長してましてね オイスカの現地での活動に感銘を受けました。七月にはグリーンハットインターナショナルに認証が下りるそうですが?

【渡辺】
私は九分九厘下りると思います あとの1%はその時にならないと・・

【司会山下】三名の方にコメント頂きました。
渡辺先生に来ていただいてすこし希望が出で参りました。要するに元明石国連大使も名前出すのは政治的にムツカシイということわかりました。それからキーマンとしての林館長はどこの方ですか?

【棟田】国立科学博物館、東大副学長 農水系で 副学長は珍しい 大体理系か・・

【大脇】もう一つ 私が感銘したのは、農業青年を育成する農業学校、米州開発銀行から一円を引き出し作った。

【渡辺】640万ドルです 六億円ですね。

【大脇】みんなは知らない 国民は世界にもっと関心を持たなきゃいけない。国民の知らぬところで日本のお金がむさぼり取られている!

【渡辺】一昨年の四月、米州開発銀行に日本はまた増資したんです。その基金にですよ。8
500万ドル(51億円)。だから米州開発銀では日本が最大の拠出国になっています。(注)

【棟田】歳出歳入で出すのか?財務省は特殊な制度で一切お金の流れを公表しないで出せる.


【渡辺】とにかく財務省が出しているおカネは、相当高度な国際的ないろいろな道がある。

【司会山下】それに対して牧野先生は無手勝流で戦っているので困難 混乱があったでしょう 皆さんが牧野先生への共感ということでお集まりと思います。何か道を見い出して準備会というものを形ある会合として成立させたい。
まず大脇さん

【大脇】国連の認証が下りてから正式な組織として正式に発会式として 顧問、評議員など了解を頂いているかたも多数いますが、それは、内定の段階で 七月に一気に・・

【渡邉】来月四月にワシントンで年次総会があり私は出席します。国連本部にも寄ります。
日本政府代表部にもう一度、念を押してきます。決定まで根回しは続けます。決定するのは国連ですから・・。

【青野】地域科学研究会を組織している青野です。
いま話題になっている国連協議資格 これに対してどういうところまで進んでいますか。経済社会理事会(ECOSOC)の資格とは?・・・

【渡邉】国連にはおカネが無いから 資格を取ってもおカネは出ない。国連に正式に認められた組織となれば、国連加盟国193から必然的に認められることになる。NGOの資格、それもアカデミアも含めてNGOという形で認められることになる。世界には何百万の市民組織民間団体があるが国連に認められた民間団体は僅かなものです。国連の認める民間団体は三つのランクがあり③ロスター ②プレミアム  ①ジュネラル
とあってオイスカは最上級のジェネラウです。これは100もない。実績が重要で四年に一回活動報告わしなければならない。A4二枚の活動報告書の提出義務がある。
ジェネアルになるとオイスカのネームプレートがある。

【棟田】学校教育法による申請はどうしていますか?

【大脇】牧野先生は両方とると言っています。国連の認可には3年間 3カ国以上での活動活動実績が必要。国連と云うとグローバルな理想で動いていると思われるが、実は参加国の自国の国益がもろに出ています。国連本部の人達は地球益と国益の狭間に立ってフラストレーションが溜まって仕方がないと嘆いています。それで社会的影響力のある大きなNGO団体と直接協力関係を持ちたいと思っています。

【青野】牧野先生のメッセージ見ていますが資金の進捗状況は具体的にどこまで進んでいますか?「文科省は大学新設に際しては最低5億円集めて来い!」と。設置代表者方式と準備財団方式。期限5年間としてとにかく5億です。これはハードルが高い。

【大脇】的場順三さん(元在財務省主計局長、国土庁事務次官、内閣内政審議室長、内閣官房副長官 年号発表のため欠席。この人にはどこにおカネが有ってどうしたらいいかがわかるわけです。これは日本の農業にも重要なことなので、農林省の年度予算を調べて使えるようにするから申請しなさいと牧野先生に伝えて、それで申請しています。
日本の農業が人手もないし衰退していく、休耕地に留学生に耕作してもらい収穫物も農林省のおカネで本国へ届けようと言う話も来ている。

【司会山下】お役所の話は2年はかかる。お役所は理念が通らない場所。先ほどの中川先生のお話と同じですが、理念が先に来てしまうと、それだけでは実現しないと思います。皆さんの貴重な意見で、理念一人歩きに対しての対策を一つお願いします。牧野先生に今まで関係してこられてコメントしたい方、どうぞ三分から五分程度お話頂きたい。ここで 休憩・・・。

~~~~~~~~~~~~~~~~以下後半~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
【宮城】福田氏の知り合いです。微生物を使っていろんな農業関係のモノを製造しています。基本的には環境重視で事業しています。本社は大阪ですが東京永田町に支社が有ります。アジアに販路拡張しています まだ十分この会議の趣旨が分っていませんが、何かリンクできるところがあると思います。腸内細菌についても微生物ですから・・

【金子】伊豆に2万3千坪の土地が有ります ワンダーフォレストテラとして26年間続けています有効に活用したい。

【福田】塾の十人ほどの子供をつれて行っても良いですか?

【金子】どうぞ! 嬉しいです。 環境破壊が進むとき 自然の美しさを体感して頂きたい。

【松尾】哲学が専門ですが哲学の話だとみんな帰ってしまう。
【皆川】山形名誉教授8年前にリタイア。放射能対策に微生物が使えるとわかった。しかし その理由は分かっていない。不思議だが、実際には数日で放射能の強度が下がる。汚染度や牛糞でも混ぜても下がる。京大の人も分らない。セシウムの周りをマイクロカプセル化したものが囲んでいるのではないか?フランスで反響があった。

【】海に廃棄できるほど下がりますか

【皆川】それは無理 ゼオライト使えばいいと・・・・沈殿を作る 99%以上  これで処理できる。タンクを作っている人間はタンク不要でなると困る。学会では日本人は反省ばかり、自分たちで動かすという機運がない。

【司会山下】皆川先生は高分子化学の専門家です。ゼオライトというと粘度で農学部関係者には納得できる

【阪田浩子】飲食店のコンサルタント、30年、特に食の安全性についてに重点を置いている。食べ物については農業から・・。政治のも違いで子供たちの将来が危なくなることへの懸念から、「日本母親連盟」を立ち上げて安心安全な食生活を目標として啓蒙活動を続けています。

【司会山下】日本の大学は細分化された専門でタコツボになっています 横の連携ということで発言をお願いします。

【竹中】青野さんの関係で出席しました 京都の丹後にときどき帰って農業してます、ただその地域も離村者多数です。耕作してない農地が沢山あります。

【三原】テレビ番組の製作をしてました。大阪万博のプロデューサーを経験しました。今の生活習慣病と言われているものに関わりましたが、これは医者の分野でして自分がやるには限度があります。それと食に関するものは、意外に面白くてGATTとかWTOに六年間・・中央省庁と繋がりができて・・??????
微生物で放射能を・・書いた高島さんというのが出版記念を・・マスコミ対策をいくらしても、プレスクラブでやったんだが予定数の半分しか・・日本のダメさ加減について言えば 時間がいくらあっても・・これからは小さな地域限定で・・モデルを作って・・そのベースは微生物で

【司会山下】花田さんは

【花田】法務省矯正局の外郭団体「公益財団法人矯正協会」に勤務し、退職後はコンサルティング会社の代表取締役をしております。花田一孝(ハナダ カズタカ)と申します。
法務省矯正局は刑務所・少年院・少年鑑別所を所管しており、矯正協会は当時の司法省関係の賛助協力で1888年明治24年に設立しました。牧野先生もよくご存知の早稲田大学の元学長の西原春夫先生に矯正協会の会長にご就任いただきました。その関係で早稲田大学法学部とも交流しておりました、このようなことから矯正と民間の間をコンサルする仕事が出来ないかと考えJPコンサルティングを立ち上げました。
 私は牧野先生とは3年ほど前に国連農業大学設立に向けて頑張っておられるときに知り合いになり、その間いろいろ応援させていただきましたが、先ほど、中川先生からもご指摘がありましたように、構想は良くとも資金が付いてこないのが間々あります。
やはり資金がしっかりと担保されることが国連農業大学設立に向けて重要なことと思います。
 今回、牧野先生が東京に来られるとのことから、知り合いの医療法人代表者と篤志家のお二人に会っていただき資金協力をお願いしていただきました。
 特に医療法人は銀座と豊洲に新たなクリニック開設を目指しており、本年8月に竣工予定のダイワハウスのD2豊洲で大規模クリニック約1000坪の手術も併設したクリニック開設を予定しております。医療法人代表者にこのクリニックの一部30坪~50坪程度をなんとか間借りできないかも打診しております。私としてはぜひとも東京オフィスとして使用できればと思っております。私の出来る事は、東京での資金つくりと拠点づくりと考えております。今後とも宜しくお願いいたします。

【司会山下】大脇先生とは古い知り合いで情熱に打たれていました 東大農学部卒でいろいろとアイデアを具体化する仕事に携わってきた。バブル期はアイデアだけでやってきたがその後、聖学院大学の広報責任者をしました。その後理事長がクーデターで辞職、私も理事長と共に辞職。いまは統計学を子供に・・鹿児島出身で牧野先生と同郷でして。夢だけでは社会では動けない。

【鷲巣】静岡から来ました 大脇先生とは長いお付き合いです。伊豆へこられたときお手伝いして、また東京へ・・笑。 海洋開発南米パラグアイの事業をやってます。石巻にも工場 があり、青少年の海洋訓練 農業と漁業 関連が

【大脇】これからの時代は一に農業第一次産業 ついで観光と教育です。

【福田】20年前に大脇先生と未来戦略構想フォーラムでしたか・・でお付き合いが始まり・・
国の400億のしごと  アウトでした。上場会社二つ・・技術はあるが・立ち上げる準備中です。 

【司会山下】カメラを回して頂いている方 島野さん、どうぞ!

【島野】金子さんの関係で出席しました。伊豆半島が特殊な土地でして。窪地になっていて 10年以上金子さんとお付き合いして写真スタジオから初めて 健康ガキ者の価値観ではありえない話をいろいろと持っています。ウズラの卵と水と微生物を一緒にしてそれを食べたら鶏の卵はたべられなくなる程おいしくなる。

【司会山下】では五時になりました これからも大脇さんにはお世話になりますので、今後の方向性について大脇さんからマトメをお願いします

【大脇】今後ですが牧野先生も一か月で東京へ来られると思います。牧野先生の夢だけではなく、皆さんの夢でもあります みんなの力を結集して実現していきましょう。私はボランティア活動でいろんなことを経験しました。これからは動脈だけではなく静脈へと還流する流れが大切だと痛感しています。この循環があるからこそ永続できるのです。日本は民主主義じゃない。一番いい制度ではないが、みんなの意見を第一とする民主主義ということで国連の方向性も一致しています。原子力、日韓関係もそうですし、私が第一に言いたい結論は、人間の思考方式、パラダイムの限界がきています。従来の考え方ではなく新しい発想。思いがけない発想。早稲田の校歌にある東西文明の融合。西洋では 存在は個物である 対して東洋は関係性。関係の中に生きているのが「人間」です。西洋は 関係性を無視して個物だけしか見ていない。どちらも存在の両側面です・これからは個を重視した結果の素晴らしい物質文明を築いた西洋と関係性を重視して総合的な進歩と発展を展開する東洋文明のパラダイムの融合が21世紀を進む日本の道です。西洋文明の限界と総合的見地からみていく東洋的思考の融合で新時代の文明を創造していきましょう!牧野先生の微生物を核とした農業革命を実現しましょう!
いままでのアカデミックな世界は専門化で細分化が行き過ぎているという近代文明に対して「和の文明」というか、「つなぎの文明」「結びの文明」の時代です。私は今までに築いたネットワークを生かして多くの人を活かすことを目指したい。最終的には地上に生きていることはシアワセだと実感できる環境を作りたい。きょうはお忙しいところ御参集頂きまして有難うございました。これを御縁にお互いのネットワークでよりよい社会の実現にむけてともに進みましょう!