芸術を通して世界平和の実現を!

  Fri, 6 Oct 2017 09:50:24 [e-mirai:0182] 芸術の秋、読書の秋。

「良い未来:e-mirai」の皆様、こんにちは!
  青い水玉の地球に暮らして、いろんな事情があるにせよ、共に生きっている人
々を愛おしく感じるこの頃です。これも秋の想いでしょうか?

 評論する人はごまんといるようですが、当面する問題に責任をもって、解決策
を模索し、それを実行に移す人はあまりにも少ないように見受けられます。
 小生、長年、高等教育、学術研究活動に携わってきましたが、74の齢を超えて、
今、見えてきたことは、人々の諸々の活動は結局、「真の世界平和の実現」に向
かっているということです。この10月14日(土)には、伊豆から早朝出かけて、
池袋でのオペラコンサートのお手伝いをします。一流の芸術家になるために、真
摯な努力を続けていらっしゃる方も多数知っています。「芸術を通して世界平和
へ貢献しよう!」とのネットワークを組み、芸術を通して時代の流れを変えたい
と思っています。

 人の心を揺さぶり、変えるのは芸術です。最近感動的な映画をいくつか見ました。
伊豆に住む小生は、ひょんなことから井上靖の「わが母の記」を見ました。人間
の情の表現は万民に通じるものです。井上靖の巨人の一旦に触れた感じがしまし
た。 先日、中東紛争の只中、「もう一人の息子」という家族愛を扱った映画を
ご紹介しました。また韓国動乱に巻き込まれた一日本人の日韓の国境を越えた家
族愛の実話もご紹介しました。『漢江より帰る』
  
 人情の自然な流れを文字を通じて表現する、「文学」の迫力に改めて感動しました。
折しも昨晩、イシグロさんの『忘れられた巨人』にノーベル文学賞が授与され、
ネット上では今、その話題でもちきりです。

 芸術の秋、このネットをご覧になった皆様、本場のオペラを鑑賞する絶好の機
会、ご招待いたします(200名)。また当日、様々な一流コンサートのお世話を
されている方々もご紹介します。東京在住の折には、数多くのコンサートへのネッ
トワークを起動させました。一生懸命、美の創造と鑑賞に打ち込んでいらっしゃ
る方々は多いことと思います。 小生はそのような方々を束ねて、心も環境的に
も豊かに、潤いのある社会を創ろうという心のネットワークを作りに関心を寄せ
ています。(参考:R. Muller 「ネットワーク」)

 小生の関わっている文化活動の告知「連絡版」は漸次更新しています。
 11月中旬には、日韓関係のコンサート、日本農業の未来を語る会等のお手伝い
しています。
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 読書の秋、良書の推薦:

1)、『最強の独学術』 本山勝寛 2017年8月20日刊、大和書房
 普通の成積の学生が一念発起、一年間の独学で東大工学部に現役で合格、また
ヒアリングの苦手であった著者が、わずか1年間の準備でハーバート大学教育大
学院に合格。 自分の夢を明確にし、目的、目標と絞り込み、それを成し遂げる
ための周到な準備と日々の実践の重要性、自らの体験を語ってくれています。
 巨大な受験産業、日本の教育王国は瓦解寸前である。なぜなら知識の詰め
込み、青少年の生気を吸い取り、ロボット人間の再生産に投入することは、人間
の本性からあまりにも外れているからです。国際コミュニケーション能力が問わ
れている今日、東大を頂点とした巨大戦艦も自沈する時が迫っています!
 ゴリアテに立ち向かい、小石一つでダビデは巨人を打ち倒しました。 この本
は、虚構の教育体制に風穴を開ける強烈な魚雷、戦闘機のようにパンチ力がある
本である。環境を嘆き、親や教師に泣き言を言っている若者諸君!心機一転、自
らを甘やかすのはいい加減にして、自らの夢(使命)に目覚め、果敢に挑戦して
ほしい!
 この本は、どうすれば今の逆境を克服し、悠々自適の平原郷に出ることができ
るのかの格好の道案内書である。大学では既に遅い。小生は伊豆に国際高校を創
ることを夢見ている。国際社会に通じる人材を輩出すること、ここにこそ日本の
希望である。

2)、『原発、』もう一つの選択』 金子和夫著 ごま書房新社
 筆者は、半導体関連の会社を立ち上げ、リーディングカンパニーまで育て上げ
た。原子核工学で著名なN.ボーアの孫弟子で、中央大学で原子核物理を専攻。
「脱原発でも原発再稼働でもない。」核兵器を生むウランでもない第3の道、
「トリウム原発」こそ、反対と現状維持を超えて人類の未来を拓くエネルギーで
あることを筆者は平易な文章で語りかける。半減期1万年の核廃棄物、北欧では
地下600mに収納を始めている。世界が原子力発電の廃棄物、プルトニュウムの処
理に頭を抱えている。日本は40トン(原爆7千発分)を超えるプルトニュウムが
溜っている。「日本は原爆をつくるのではないか?」と疑われ、その疑惑を払拭
するために安倍首相は、30トンは国際機関へ放出することを申し出ている。この
厄介なプルトニュウムを炉で再燃焼、償却できるのがトリウウム原発。原理的に
兵器はできない(それ故、米国は開発を中断)。事故が起こればガラス状化して
拡散しない。 「日本はトリウム原発を国家プロジェクトとし、核廃絶へ向けて
世界平和実現へのリーダシップを取るべきだ」と、著者はこの本を書いた。  
Mr.トリウムこと、古川和男氏の遺書『原発安全革命』はコンパクトで学術的にも
精錬された名著である。金子氏の原子力の門外漢でもわかりやすい大衆啓蒙の
本書とともに併せて精読されることをお薦めする。 

3)、『國敗れてマッカーサー』 西 鋭夫著 中公新書
 「歴史を忘れた民は滅びる!」 今から40年前、「10年後の国家目標」の3年
 間プロジェクトの事務局を担当したとき、戦後日本の問題の原因が日本の敗戦
 と占領政策にあることを骨身にしみて痛感した。泊りがけの研究会もしばしば
 行われた。昼間の畏まった議論と打って変わって、浴衣姿でアルコールも相当
 回ったころ、本音の話に時間が経つのも忘れ、そのまま朝を迎えることもしば
 しばであった。
  西教授の語りかけは、事実の裏付けにもとづく説得力ある。耳学門で諸先輩
 から聞いた話も多いが、その裏付けがあるので真に迫ってくる。西先生の講話
 はユーチューブでもいくつも公開されており、【Pride & History] は無料で
 配信されている。
現在、「國破れてマッカーサー #0382:「誇りなき民族の行
 方」を配信中である。
                    以上  大脇・記

「生命は短く、芸術は永し。」 セネカ
「偉大な芸術とは、芸術的才能による純粋な魂の表現である。」 ラスキン
「花を与えるのは自然。編んで花環にするのは芸術。」 ゲーテ

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大脇個人サイト 【連絡版】の見方:
事例1:10 .14「オペラガラコンサート」


大脇個人サイト http://www.owaki.info
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「連絡版」 
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「オペラ ガラ コンサート」 
  アクセス  公式ページ  峯川知子ID挨拶  プログラム
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事例2:11.19「日本農業の未来を語る」
連絡版 
  ↓
日本農業の未来を語る (多くのリンクが貼ってあります)
  
 1) 田中農場     2)田中氏プロフィール 
   a) 動画「田中里志」20秒  
   b) 独自の基盤整備で独自の経営を展開 まず根本からの土づくり 
   c) 土にこだわり 
   d) 田中正保氏に「江刺の稲」を見た
   e) 新商品開発に大豆を限定供給 地元の新興食品メーカー向け
   f) 農業担い手の新たな展開 鳥取県八頭町― 土地集積・耕畜連携・地域協働の実態 ―

 3)伊豆創生フォーラム  a)百鶴苑紹介 b)アクセス