┃日┃本┃の┃環┃境┃政┃策┃へ┃の┃提┃言┃
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┃ 士気を鼓舞する夢あふれる環境政策の立案を!
┃ -日本の文明史的貢献・地球再生戦略・行動の指針-
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日本の環境政策立案に当って、国民の士気を鼓舞すうような環境政策のビジョンが必要に思わる。
士気はオリンピックでもそうですが、国家的スケールの壮大な士気・ロマンを描けるものである必要が
あると思います。これは日本の当面の核心問題である日本国のモラル再建策と大いに関係があります。
1,TV・ITなどの通じての広報は特に重要、天気地図のように目に見える環境汚染の地図、モデル地域
地図と対比し見せる。省庁の広報費でやるか環境NGOからにアイディアを募集し、良いプロジェクトに
予算をつける方がコストの面、社会的効果が期待される。
2、環境問題は最近の医療の動向と相似的です。 病理学から予防(健康医学)へ、西欧の近代医療から
これを補填する代替・伝統医療の再評価に見られるように予防環境学、有機微生物の活用による土壌
改良、化学物質の無毒化・再生の研究を重視すること
3、日本国内だけではなく、グローバルな視点から環境政策を立案すること、特に中国・発展途上国への
協力が国内対策以上に地球生態系に影響を与えるので、ODAも中国などは開発以上に環境問題
解決に援助をシフトすべき。
4、環境政策に人間味のある魅力あるビジョン・哲学が重要。それには:
1)文明的視野から日本文明(東洋文明)を位置づけ、西欧近代化文明のバランスシート、そこにおける
日本文明の可能性を示唆すること
2)地球生態系の永続する再生システム構築の観点から我々の生き方、農政・自動車産業等の産業
政策を立案する。
3)世界レベル・地域レベル・国家レベル・各省庁・産業レベル・会社・団体レベル・家庭個人レベルに
分け、いかに人類的・国家的な夢・目標に達することができるか行動指針を示すこと
以上の内容を持った総合的・各自に行動を促すわかりやすいガイドラインが必要と思います。NGO・NPO
団体、地方自治体らが動き出せば、日本人としても誇りも生まれ、たちまち元気を回復、たちまちに世界
へ波及することも夢ではありません。
日本らしい世界への貢献、今はビジネス・産業が先行しているので世界から"エコにミックアニマル"粘土
の足を持った精神的小人"と嫉妬され、下げすさまれる訳です。やはり人間の誇り、尊厳性をとり戻す為
には文化・大きな目標に貢献する精神姿勢・価値観に訴える必要があると思います。
日本文化の特質の1つは美的センスです。食事1つとっても立派な芸術品です。
米国・中国・韓国人と食事を共にしたときの会話:「日本人は目で食べる。中国人は舌で食べる。
韓国人はお膳にたくさん並べて全身で食べる。米国人は腹で食べる」
対症療法、対策に莫大な金を使うより、国民、青年の士気を高揚する夢のある環境政策作りにもっと
関心と予算を向けてくださるよう期待しています。
以上
2004年10月28日
NPO未来構想戦略フォーラム 代表
国際企業文化研究所 所長 大脇 準一郎
地球環境国際連盟の会合の昨年議事録の一部です。
Globeシンポジウム: 「新たな“水”意識の改革を目指して~21世紀の水を守る」
2004年1月23日(金) 憲政記念館 会議録
●総合司会 広中和歌子(GLOBE Japan 副会長)
みなさまこんにちは。本日は、GLOBEシンポジウムにかくも大勢お集まりくださいまして、誠にありがとうございます。私は、GLOBE Japanの副会長をしております広中和歌子でございます。本日の総合司会を務めさせていただきます。さて、これより第3回世界水フォーラムフォローアップシンポジウム「新たな“水”意識の改革を目指して~21世紀の水を守る~」を開催したいと存じます。本日のシンポジウム開催にあたり、各講演者を始め、環境省、外務省のご協力、ならびに、環境事業団による助成や、経団連による各種財団、団体、企業等からの賛助をいただきましたことに深く御礼申しあげます。それでは、まず、橋本龍太郎GLOBE Japan会長より開会のご挨拶をいただきます。橋本会長、よろしくお願いいたします。
●開会の辞 橋本 龍太郎(GLOBE Japan 会長)
3.今日は私達のシンポジウムにこうしてたくさんご参加いただきまして本当にありがとうございました。振り返ってみますと昨年の今頃は第3回世界水フォーラム、果たして琵琶湖水系で成功できるかどうか、非常に神経を尖らせていた時期にあたります。しかも丁度イラクへの戦闘開始が重なり、海外からのお客様が無事に来てくださるだろうか、そして無事に帰っていただけるだろうか本当に心配いたしました。しかし結果的には本当に高い評価をいただけるだけすばらしい成功を収めることが出来ましたことをこの場を借りて改めて御礼を申し上げたいと思います。そしてこのGLOBE Japanの皆様が中心となり、その中の一つのテーマとして特別プログラム「水と国会議員」を持っていただきました。これも初めての試みでありましただけに、大変あちこちから高い評価をいただきました。この辺についてはそれぞれまたお話があると思うのですが、それなりに今私の中に色々なことが絡み合って浮かんでまいります。また水フォーラムの中で、子ども達による水のシンポジウムが滋賀で行われました。
●若林秀樹:
事務局長ありがとうございました。非常にまた新しい重要な点でありまして、まさに我々自身が取り組まなければならない一つの示唆を与えていただいたようなご指摘ではないかなと思います。まだもう少し時間がありますので、他にご意見のある方はどうぞ。
●田中富士夫:
市民活動をやっています田中と申します。昔牛乳パックのリサイクル運動をやった者でございますが、先ほど山上社長さんの話を聞いてとても感動いたしました。私どもこの問題については、こういうお仕事が日のあたる仕事であって欲しいと思うんです。こういう仕事こそ地域社会に貢献をしているのだと。そういう企業こそやはり評価されるべきだと思います。
最後にさきほど環境省の方が処理法の改正の時期に来ているとおっしゃいましたけれども、これにつきましては、たとえば地域のNPOの関連業界団体、それからNGO関係者、専門家はたくさんおりますので、パブリックコメント(意見公募)制度を活用されて、ぜひ法の改正改善に向けて努力していただきたいと思います。以上でございます。ありがとうございました。
●田中正直(元(株)鷺宮製作所技師長)
私は、人類生残り研究会というのを主催しております、田中と申します。今日の小池大臣のお話で、すべて日本では3Rということばかりで、一番肝心の4Rということが一言もでないんですね。この4Rの最初は、Refuseでして、欧州の方ではみんな4Rでやっています。日本は最初の4RのRefuseを外して、Reduce、Reuse、Recycleと。しかも今の循環型社会形成推進基本法は、静脈産業育成の法律みたいで、これではゴミはなくならないと思います。もっと4Rを、とにかく不要なものは使わない、贅沢はしないというような文明・文化になっていかないと、この問題は解決しないと思います。その辺のところを政府で十分考えてもらいたいと思います。
●大脇準一郎:
未来構想戦略フォーラムの代表をしております、大脇と申します。医療の面で最近、病理学からそれ以前の予防医学とかあるいは代替医療がすごく注目されるようになっていますように、環境問題も結果として起こった事後処理というだけではなくて、やはりもっとそれが起こる以前の予防環境学と言いますか、そういうことが起こらない、もっとすばらしい環境を作ろうじゃないかと夢を描くような考え方が必要だと思います。日本文化には、すばらしい美的伝統がありますから、そういうものを活かして、小さく皆が気をつけることによって大量に廃棄物がでるのを減らせると思うのです。私たちはあまりにも西欧文明のコストを下げる、経済学的な中に巻き込まれてしまって、日本の伝統的良さを忘れたのではないでしょうか。そういう面で、それを活かした新しい環境政策をたて、日本が世界をリードし、もっと文化や思想性を持ちながら環境政策、国際協力をやっていただけたらと思います。
●広中和歌子:
小杉先生、本当にありがとうございました。生のご報告をいただき、そして日本の国会議員として大いに発信をしていただいたことに、心から感謝申し上げます。実を言うと、時間がまいっておりまして、これからほんのわずかでございますが休憩を取らせていただきたいと思います。再開は16:15でございますが、その間に皆様方にはリフレッシュメントが用意してございます。またGLOBEのメンバーと講演者の方々で、記念写真を取らせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくご協力お願いします。それでは第一部を終わらせていただきます。どうもご協力ありがとうございました。
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お話がありましたたように、世界の水問題における重要性については認識したところですが、第二部のテーマにおきましては、日本国内の水問題に視点をかえていきたいと思います。廃棄物が及ぼす水質汚染、水というメカニズムはまだまだ解明されていません。その見えないところで汚染がどんどん進んでいる状況ですので、その難しさは分かるのですが、だからこそそのまずはじめに、今日は大変お忙しい中、おいでいただきました小池百合子環境大臣に、「不法投棄のない社会を目指して~環境革命~」と題しまして基調講演をお願いしたいと思います。では、小池大臣よろしくお願いいたします。
●基調講演/小池百合子 環境大臣
ただ今ご紹介に預かりました環境大臣の小池百合子でございます。GLOBE
Japanの皆様におかれましては、日ごろより地道に、かつグローバルに活動されておられますことに心から敬意を表したいと思います。私どもの副大臣の加藤修一GLOBE Japan 副事務総長も今日はホストとして私を迎えてくださいました。今日は水がテーマでございますけれども、不法投棄、廃棄物問題とそこから関連しての水問題を中心に述べさせていただきます。
まず私が環境大臣を拝命いたしまして強く思いましたのは、第一次産業としての農業、産業革命を経て工業、そして第三次産業花盛りの現代にさらにIT革命が輪をかけて、新たなパラダイムを世界が迎えている中において、さあ、次なる革命は何かというと、これは「環境革命」以外にはないのではないかということです。これからの環境行政は、これまでの積み重ねに加えて、この「環境革命」という考え方によってドライブをかけていこうと思っております。時間がございませんので、すぐにテーマに入らせていただきます。
まず最初に現状認識をしておかなければなりません。グラフをご覧いただきます。これはごみの排出量の推移を示したものです。ここ数年その数量が増える傾向にあることは一目瞭然です。
量を見てみると、紙くずやペットボトルなど、国民一人あたり一日平均約1.1キロのごみを出し、日本全体では家庭から出るごみだけで年間約5000万トン、東京ドーム141杯分にもなります。企業から出る産業廃棄物は、さらにこの8倍、何と4億トンにものぼります。このため、ごみを埋め立てる処分場がパンク寸前になっており、これは毎年あと何年分しかないという表現で伝えられます。このごみをどうするのかが、「環境革命」の重要なテーマであり、様々な技術革新も進められています。以下略