謹んで 新春のご挨拶を申し上げます。

 皆様から年始ご挨拶状を頂戴致しましたことに、心から感謝申し上げます。
 お返事も出せずに今日に至っていることを、心苦しく思っています。

 2017年元旦は、雲一つない快晴でした。この日、陽光に輝く麗しい富士山の写真を撮りました。また、この辺りのベストスポット、シダックスの志太勤代表の別荘まで足を延ばしました。ちょうど志太会長もご家族で御在宅でした。年始のご挨拶にお邪魔しました。82歳の氏は、希望日本の会という愛国的な国民運動を展開されています。
 「空の青さ」で思い出すのは、1980年代ボストンでのマグロ釣りのことである。
朝霧を突き破ってボートを走らせる痛快さ、鏡のように静かな海、午後にはカモメが飛び交い、鯨が潮を吹く。また突然嵐が来てボートが木の葉のように揺れる。 海のダイナミックな変化に身を置き、詩的世界に酔い, いつまでも飽きない。 空の青さは慰安の色、この天地を包む神の愛を身近に感じ、万物までが輝いて見える。「情」とか「清」という「青」は混じりけのない純粋さ、新鮮さ、若さを表している。

開発計画

 1月7日(土)は、パラグア・イチャコ地方レダ開発の南北米福地開発協会の新年会が東京あった。全国から180人を越すボランティアが集った。事務局からの2016年レダ活動の報告の中で、6月18日、廣野良吉先生(国連でECOSOC議長、エスカッ プ局長、UNDO(国連開発計画)副総裁を歴任)の環境研究会での報告も含まれていた。
 17年前の1999年夏、レダ開発に当り、現地開発の責任者と同時に渉外の責任者も共同会長として立てられた。この開発が単に一団体のパンタナール開発に終わるではなく、「自然環境を失いつつある人類に”Sustainable development”を国連や諸国家と協働して進める」というグローバルなビジョンがあったからである。 小生はPR班に所属し、情報収集、国連、パラグアイ、ブラジル政府との渉外活動を担当した。
 米国の大学と協働し、環境学科修士課程のプログラムの立ち上げも手伝った。ところが、小生の徳の足りなさ故に、同じボランティア仲間のようにレダ支援活動を継続することが出来なくなった。「お金が無くても、人がいなくても自分のできる社会貢献をしたい」とのやむに止まれない心情の発露が、未来構想戦略フォーラム(シンクタンク)、 地球市民機構(市民国連:NGOネットワーク機構)に発展し、各省庁、地方自治体、企業人からも支援を受けるようになった。ところが2009年6月16日、朝日新聞社社会部記者は「あなた方の団体の社会的存在を無視できなくなった。」と小生の所属する宗教団体のダークイメージと結びつけて意図的に打ってきた。朝日新聞は狙いは、その宗教団体と資金的繋がりがあるのではないかとの嫌疑であったようだが、どんなに検索しても何も出で来るはずがない。一銭も貰っていなかったからだ。不当、かつ一方的な攻撃で、裁判に訴えるようアドバイスも戴いたが、時間的、金銭的余裕無かった。小生はまさに「社会的十字架」に架かり、イエスの十字架上の境地、また復活の奇跡をも体験し、今日に至っている。そのような折にも、 変わら ざる 励ましとご厚意を 各位に賜ったことをことを衷心より感謝申しあげます。
 この、昨年6月の廣野先生の環境研究会での講演は、国連開発計画(UNIDO)の 活動とレダの活動が触れ合う歴史的な場であった。今年3月18日、日本一のダイバー(水中工事第1人者)渋谷正信社長の講演が 計画されている。いよいよ 国 や世界のために活躍されている方々とドキングする時代を迎え、長年、無心に準備して来た社会的基盤が役立つときが来たようだ。国家や世界を動かすとい うことは、国家や世界の前線で戦う諸先輩と一心同体でやらなければ 、 決 してできることでは無い。  (続く) 

「ビジョンの貴重さ」

 年頭に当り、心によぎるのは「ビジョンの重要性」である。
ビジョンは夢、希望、アイデア、インスピレーション等の意味で使われることもある。困難に直面しても希望があれば乗り切れる。ウオルト・ディズニーの夢は、いまや世界の子供たちが共有している。キング牧師の夢(「I have a dream」)は一大社会運動の潮流を生み、黒人の公民権が制度化された。「ビジョン(幻)無き民は滅ぶ」(箴言29:18 )。ユダヤ人が数多の艱難を乗り越えて来られたのは、「希望」(イスラエル国歌のタイトル)があったからある。

 果たして国民を奮い立たせるような日本の未来にビジョンがあるのであろうか?「坂の上の雲」を追っていた近代日本、当時の流行病、帝国主義に伝染し、スターリンの謀略に引っかかり、米国と戦争し、敗戦を喫した。その後あまりにも経済、技術にこだわりすぎて、何かを忘却してはいなか?
 PHP「繁栄を通しての平和と幸福の実現」は、松下翁の社会運動のスローガンであった。
 「甲斐ある人生、麗しい社会、安逸な社会」は、70年代から80年代、世界大学総長会議をリードした趙永植総長(慶煕大)のモットーであった。趙博士は、高等教育を通しての世界平和の実現に努めた。
 1970年代初頭、ローマ・クラブは「有限なる地球」であることを警告し、毎年、精力的に人類生き残りのビジョン, 人類の目指すべき目標を探求し、数多くの提言を勢力的に行ってきた。この人類の目標を成就するためには、教育が重要であること、その担い手としてボランティア、NGOに期待した(第7レポート)。
 企業家小松昭夫氏は、「平和・環境・健康」をキーワードに平和の事業化に取り組み、東アジア共同体実現の夢を出雲から発信している。()
 今、安倍内閣が推進している「世界平和への積極的国家戦略」は、西原春夫先生((元早稲田大学総長))のビジョンである。「戦争はしません、戦力は保持しません。核兵器は持ち込ませません。核兵器はつくりません。」等、すべて消極的平和国家理念であった。世の若者たちが「よし、やろう!」と元気の出るような「積極的平和貢献型国家理念」が必要である」と氏は述べて来た。安倍政権で経済的貢献(汗)から安全保障(血)へ貢献範囲が広がりつつある。さらに文化的(涙)貢献にシフトすべきであろう。
 西原先生は領土問題解決に向けて、国有(私有)という概念だけではなく、共有という所有形態もあることを提言されている。目下、東アジアから戦争をなくするために、各国が順守すべきルール作りに尽力をされている。

 昨年もっとも刺激的であった情報に1つは、「ふるさと納税」のアイデアであった。わすか2万人足らずの街であるにもかかわらず、静岡県小山町はアイデア1つで、昨年1年で15億円のふるさと納税を集めた。担当溝口さんは「焼津市は50億円も集めた。」と悔しがっていた。納税者はふるさとならではの産物、サービスを頂くことができ、財政難に苦労している地方自治体もまた、天から降って来たような巨額の予算を自由に使うことができる。良いアイディアとは、このようにみんなに感動と喜びを与えるものである。(続く) 

科学・技術と文明の大転換期

 ビジョン(アイデア) が重要なのは、芸術家や社会面だけでは決してない。
現代文明における科学・技術の役割を 江崎玲於奈氏は次のように解説している。
 「科学は自然界のルールを解明する体系的な知識であり、それを社会や企業の利益、医療の向上のために活用するノウハウが技術である。この科学と技術こそわれわれの高度な生活の基盤である近代文明を築き、それを発展させる原動力である。科学の進歩が新しいさまざまな技術を生み、それらが産業や経済の発展、保健や医療の充実、インフラの整備、環境の改善、天災や人災からの防備など、われわれの高い生活水準の維持に貢献している。基礎研究において、時には予想外のサプライズに出会う。そこで得られた革新的知識(ブレークスルー)をもとに開発された画期的技術が実用化され、イノベーション(技術革新)が実現すると、大きな経済効果をもたらすことになる。そこで、当然、国力も科学・技術において、どれ程優勢であるか、創造力があるかどうかにかかっているのである。」
 そして「われわれの知的能力には、二元性がある。一つは分別力と呼び、学校教育などで獲得したさまざまな知を社会活動にて活用するため解析し、判断し、選択する能力である。もう一つは、創造力と呼び、遭遇したさまざまな事態に的確に対処するため、その核心を捉えて実体を見抜き、豊かな想像力と先見性のもと新しいアイディアを生み出す能力である。われわれは、わが国の研究者にこの創造力が衰退しつつあるという由々しい事態を正視しなければならない。適切な創造力の喚起策を講じねばならない。サイエンスの魅力を広くアピールし素質を備えた若者たちを創造力のある研究者、技術者に育て上げることにも一層力を注がねばならないのではないであろうか。」

 大半の発明・発見が、思いがけない気付き、インスピレーションから生まれ出ていることからでもアイデアの重要性が理解できるであろう。この創造性開発の秘訣は、マイナス思考からプラス思考(逆転の発想・アングルを変えること)、仕事を楽しむことにあるようだ。先日も池上彰氏が上手な情報キャッチの方法についてその極意を伝授していたが、新聞に目を通しことに種があることが良く分かった。世界の著名な情報機関も多くの著名なアイデアマンも新聞を活用していることに改めて注意を喚起したい。

 今、人類は数多くの難題(アポーリア)を抱えている。日韓関係原子力・エネルギー問題、貧富の格差、テロの脅威、難病等々。この難題を解くアイデアが切に求められている。
 昨年、吾々は「理念なきオリッピック」に対して有識者と協同して提言書を提出した。
 「科学・技術文明の暴走を制御できる精神文明の復興、行き過ぎた個人主義から家族共同体へ、刹那主義から歴史的永続性へ、この文明的大転換期に日本文明は果たす役割がある。オリンピックこそがそのターニングポイントである」と。またエネルギー問題も、福島原発事故の克服、水の可能性(燃える水)水素を活用したスマートシティー構想も膨らんでいる。
 昨年、この提言書もまとめる中核であった先生が、まとめの当日に入院されたため、まとめが不完全なものとなってしまった。この2月下旬、再度幾人かの有識者の方々と案を練り、「さらに精錬された提言書」にまとめたいものだとの抱負を抱いている。 

超科学への挑戦

最期に唐突かつ蛇足かも知れないが、小生は霊界TVの実験に取り組むべきだと思っている。
54年前、小生は霊界TVの作成に取り組みつつあった

 自らの霊的体験を含め、今まで各地で霊能者と言われる方々とも遭遇した。「霊界TVは実現の可能性をある」と思う。
 小生は、学生時代、化学の実験や電気現象の説明の授業の折、whyと問うことを避けて現象の煩雑な説明だけに終始している状況を異常であり、不思議に思ったことがある。Whyと問うことは目的を探求し、結局、霊界や神を探すようになるから、悪霊が居るとすれば、これを見過ごせないのかも知れない。ちなみに1963年4月早稲田大学の入学式の大濱信泉総長の訓示は「How ではなく、Whyを問いなさい」であった。
 数日前、韓国で暮らすワコムのコードレスペンの発案者Kさんから電話があった。今、小生が住む伊豆のこの高齢者シェアハウスに霊界TV研究所を移すことをお薦めした。2時間程話したら、彼から下記のようなメールが来たので本人の了解の下、ご紹介する。

 「ご提案心から感謝します。いま世界は重力波の検出と異次元の存在の証明に向かっています。一番問題になっていることは、E = MC2という良く知られた式です。左辺はエネルギーです。右辺は質量に光速の2乗を掛けたものです。ここで光速の2乗は定数です。この式は静止した物体がエネルギーを持っているということを示しています。実はこれは大変不思議なことなのです。エネルギーと「動く」ということは不可分であるべきなのです。ブラックホールの中心でも同じ問題があります。どんどん小さくなって・・・全ての粒子が身動きできなくなると絶対0度になるはずなのに超高温なのです。
 物体の本質は異次元のエネルギーだと考えるとこれらの問題が解決します。質量の本質は異次元での運動だと言うのです。ヒッグス粒子が質量のもとだと言われています。ではヒッグス粒子に質量を与えているものはなんだ・・となります。
ヒッグス粒子など考えなくても素粒子の持つ質量の説明はつくと思います。全ての素粒子は異次元とこの世界の両方で存在していて異次元でのエネルギーがこの世界の質量となって現れている。
 これは私の考えでなく、このように考えている人はたくさんいます。上の式もMの本質は異次元での運動だとすれば、運動する物体がエネルギーを持つということで矛盾がなくなります。
 長々と難しいことを書きましたが、霊界通信機を考える前に異次元の存在の証明が必要だと思います。では、どうすれば異次元の存在を証明できるでしょうか。
この世界から一方的に異次元の存在を証明しようとすると大変なことになります。欧州原子核研究機構がやっているような加速器が必要です。でも、それは国家予算をもってしても不可能な問題です。
 しかし、霊界の協力があれば・・問題は違ってくると私は考えています。この世界から一方的にやるのでなく霊界と協力してやるのです。ここで問題なのは、どうすれば霊界から協力してもらえるかと言うことです。どうも霊界には何か法則のようなものがあるようです。この世界にも物理法則があるように霊界にも法則がある・・と思います。「天法」とでも言うのでしょうか。
 地上世界では簡単な装置でも良いかも知れません。霊界から操作できるようにするのです。地上世界で作った装置を霊界から操作する・・それが出来れば良いのですが。」 K氏

 彼がアインシュタインの方程式を取り上げたので、小生はアインシュタインの「この宇宙的な力は愛である」とのメッセージの一部を電話で朗読した。
 「愛に視認性を与えるため、私は自分の最も有名な方程式で単純な代用品を作った。 「E =MC2」の代わりに、私たちは次のことを承認する。 世界を癒すエネルギーは、光速の2乗で増殖する愛によって獲得することができ、愛には限界がないため、愛こそが存在する最大の力であるという結論に至った、と。」(⇒全文

 NGOグループメールにメールを発信したら、霊能力を持つ女性から電話があった。彼女と話していて、どうして霊通出来るのか?会話した。小生の経験、多くの霊能者との出会いを通して小生の見解は固まりつつある。
 人間は受信機であると同時に自己発信機でもある。それは言葉を媒介として波動を送受する。送受の原理はラジオやテレビと同じく共振現象がカギとなる。自分の心の中に霊界の波長と合う波動を如何に発信できるかにかかっていると思う。
 霊界通信器制作にご感心のある方がある程度集まれば、研究会を発足することも射程に入れます。

 いくつかの情報を添付して今回の年頭抱負を終わります。 
      2017年1月23日 NPO法人 未来構想戦略フォーラム創立15周年記念日
                                               大脇 準一郎 拝
      
 「2016年の回顧と来年の展望」
 「創生ワールド深井社長の挑戦 ~洗剤の要らない飲料水の開発から燃える水へ~」
  創生ワールド(株)とは? 深井利春社長とは? 
 「量子テレポーテーション」 古澤 明  東京大学教授
 「地球市民フォーラム宣言文」「地球環境と地球市民の役割
 「夢をください!:ビジョンとは?
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