生死を超える体験
敬愛する諸兄姉の皆様の中には、小生と同じく同僚や後輩さえ、櫛の歯が抜けるように先立つ知人・友人も多いことと思います。小生は8歳の時に突然、父(当時41歳)を交通事故で失い、「人は死んだらどうなるのであろうか?」と人一倍関心を持っていました。
16歳の時、医者から見放されるほどの大病に冒され、死と真正面から向き合わざるを得なくなりました。「生・死をどう乗り越えるか?」のっぴっきならない事態の対し、自分なりの悟りの境地に到達できたのは母の愛、谷口雅春、服部仁郎、田村霊祥、鎌谷仙龍師らのお蔭である。(「霊的に導かれて」 )
最近YouCubeで田坂広志氏の動画「すべては導かれている ー 逆境を越え、人生を拓く五つの覚悟 ー」を視聴して共感するところが多かった。(参考:本)このような心境は内的求道をしたことのある人々の共通した体験である。その人たちは周囲の人々を元気にする命の言葉を吐く人である。その人と話さなくてもオーラーを感じ、以心伝心にわかることも多い。(「永遠の旅立ちをまえにして」)
友人の他界
6月末小生の同窓生が逝去した。その葬儀はキリスト教形式で牧師の伝統に則った重厚な説教、長年の友人の心情あふれる送辞、ご家族の率直な証、彼の人生の功績が証され、とても感動的式典であった。小生の家は曹洞宗で母方は浄土真宗、法要に経典を見聴きする機会も多かった。経文の内容は人生いかに生くべきか?模範的なお諭しである。「あの世に旅立つ人に向けるよりも今、行きている我々への生活指針であるのに?」といつも感じる。呪文のような独経の声を聴くのもありがたいのかも知れないが、折角の故人の地上生活の卒業式、あの世の入学式、もっと心のかよう参加者の美しい思い出に残る場であって欲しい思う。
昨年『臨死・そして与えられた2度目の人生』ハワード.ストーム、牧師、元芸術学部長。)の本をクリスマスプレゼントとして篤信者の方から頂いた。芸術学部長時代、学生をパリの美術館に引率していた折の出来事である。死というものを身近に感じさせる臨在感あふれる自叙伝である。
立花隆氏の他界
当日、帰還式(お通夜)から帰宅してテレビのスイッチを入れたら「知ることに終わりはない〜立花隆さんからのメッセージ~」(NHKクローズアップ現代)をやっていた。
「私は立花さんこそ、戦後最大のジャーナリストだと思っています。とにかく、あんなに勉強の好きな人と会ったことがないですね。趣味とか、あるいは学問じゃないんです。勉強が好きなんです。立花さんは、見当をつける「見当識(けんとうしき)」ということをおっしゃっていましたけれど、人間はどこから来て、今どこにいて、どこへ行くのか、ということですね。それを極めていくのがおもしろかったのだと思います。それを本当に徹底して知っていくには、宇宙の創世から始まって、猿から人間になってどうなったかとか、それだけじゃなくて脳の構造がどうなっているかとか、しかも今起こっているニュースもキャッチする必要があると。彼のことばで言うと、「人間の知の世界の全体像を捉え直す」ということばがあるのですが、まさにそのとおりで自分には知らないことが多すぎるので、時間が足りないといつも思っていたのではないでしょうか。」(元文芸春秋 平尾隆弘社長)
福田信之氏の他界
今も印象に残るのは筑波大学第3代福田信之学長の葬儀である。江崎玲於奈学長の送辞は生前の福田信之先生の学問的貢献を評価された江崎先生ならではの格調高いメッセージあった。同じ朝永振門下の宮島龍興先生(筑波大第2代学長)は先立った弟弟子を哀悼する心情あふれるものであった。また小西甚一先生(同、副学長、文学部長)は持ち前のユーモラスで人情味たっぷりの文学的証であった。小生はご親族の了解を得て、その筆書きの弔辞を打ち込み、大切に持っている。ただ小生の足りなさで福田信之先生を顕彰する記念館を作ってあげられなっかったのは申し訳ない思いで一杯である。
我々全てが例外なくこの世の過客である。先人の残した課題は余りに大きい。残る地上滞在期間に何ほどのことがなせるであろうか?以前にも増して、取捨選択が問われているようだ。
東京理科大学140周年講演会 大脇の感想はこちら⇒
先に述べやように同窓生の逝去に直面したこともあって、予約していた東京理科大学創立140周年記念講演会のZoom参加ができず 葬儀出席後録画を再生して視聴したがアンケート締め切りの7月2日11時59分に数分おくれてしまい、書き込んだアンケートの質問用紙はサイトから消えていた。その後遅れること2時間、感想はワードに書いていたので残っている。日本の将来にとって科学技術の振興は重要な柱の一つなので小生の感想を述べる。記念講演会の様子はしばらく視聴できるので皆様もぜひご視聴ください。
ユニーク(異質)な情報
☆自然科学だけではなく、社会科学的情報も重要だと思います。幾多のノーベル賞学者の共通の言葉は「ユニークなことをやれ!」(教科書(常識)を疑え!)日本は事実を見るよりは、和の社会(人間関係社会)です。危機に対する対応の遅れを猛反省すべきです。自分には都合の悪いことでも真実を直視する勇気が必要です。ホモ・ジーニアス(均一性)は団結力になりますが、ヘテロ・ジーニアス(異質性)の中にこそダイナミズム、創造力が生まれます。
知人の中には、すでにいくつかの下記のサイトをご視聴されている方も多いと思います。異質な情報の中に、新たな発見、問題解決の糸口も見つかるかも知れません!
1)【虎ノ門ニュース】
#有本香 #石平2021/7/1(木)
2)「大紀元時報 」
3)【及川幸久The Wisdom Cannel 】及川セミナーのご案内
4)「歪められた神話教育」教科書では絶対に教えない無料レポートを手に入れる」
5)「View Point」(世界日報静止画) ビューポイント(木下義昭・動画)
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【HP】 【連絡版】 「脚下照顧」 「健康を考える」
「第4回国際伝統・新興医療融合協会国際シンポジューム」